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2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その17)

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2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その17)

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その17)

2026/02/05

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」も

今日は17回目の投稿となりました。
 

これまでの記事を読んでいないと

今日これから投稿する記事の内容が

わからなくなることはありません。

 

それでも、これまで投稿してきた各々の記事は

相互に微妙に関連性があるので、

未読記事が気になる方は次から先にどうぞ!

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その1)

→全体の概観、選ぶ前提条件についてなど

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その2)

→その1の続き、24冊のリンク集

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その3)

→⑩リットミュージック編『インタビュー:坂本龍一』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その4)

→㉑阿部洋一『それはただの先輩のチンコ』(略称『それチン』)

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その5)

→24冊に漏れた雑誌、ムック本などについて

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その6)

→⑫戸谷洋志『Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その7)

→⑪エルケ・ヴィス『QUEST 質問の哲学』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その8)

→⑨フェリックス・ファブリック『本当のわたしを見つけにいこう』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その9)

→⑤アルボムッレ・スマナサーラ『ヴィパッサナー瞑想』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その10)

→⑦小室直樹『数学嫌いな人のための数学』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その11)

→⑬崎谷博征『水と命のダンス 生命の根源に迫る水の驚異的メカニズム』

 ⑮星野源『いのちの車窓から2』

 ⑱泉谷閑示『「自分が嫌い」という病』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その12)

→④溝口雅子『Notionなんでも事典』

 ㉒落合陽一、山口周ほか7名『Chat GPTは神か悪魔か』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その13)

→2015〜2024年の10年分読書ふりかえりブックリスト

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その14)

→⑭若杉逸平&うちやまともみ『対話について対話しよう』

 ㉓石田光規『自己決定の落とし穴』

 ⑥前野隆司『人はなぜ「死ぬのが怖い」のか』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その15)

→⑧白石正明『ケアと編集』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その16)

→いま読んでいる本12冊と本の読み方について

 

 

さて、本日の読書ふりかえり記事で取り上げる本は

冒頭の写真で掲げた次の3冊です。

→⑯山野弘樹『独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」』
 ⑰成田悠輔『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり政治家はネコになる』

 ㉔堀田秀吾『科学的に証明された すごい習慣大百科』

 

1/30に投稿したその11の記事で取り上げた3冊は

いずれも以前に読んだことがある著者の本で

過去に年間読書ふりかえりの記事でも

リストアップし紹介したことがある本でした。

 

それに対し、本日セレクトした3冊は、

いずれもわたしが初めて読む著者の本ばかりです。

 

まずは、山野弘樹さんの

『独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」』から。

著者は、当塾が開塾した1994年生まれなので、

今年で32歳になる若手の哲学者です。

 

「独学」や「思考法」をテーマにした著作は

他にもたくさん出版されていて、

当塾で推奨している

セルフラーニングという学び方に

深い関わりがあることもあって、

わたし自身、過去に20冊以上は読みましたし、

このブログでも

次のような記事を書いたことがありました。

セルフラーニングと独学、関連付ける本の読み方とは?

 

でも、「そもそも〝独学〟とはどういうことか?」

「人間にとって〝思考する〟とは?」というように

すぐに答が出ない、正解がないような

根源的な問いに対して

真摯に取り組もうとしている著作となると、

なかなか見当たりません。

 

つまり、本書の「はじめに」

次の図があるんですが、

ひとくちに「独学」といっても

目的によって大きく2つに分かれるし、

その違いは無視できません。

 

本書は冒頭で、上図右側のスタンス

探究のための独学を効果的に深めるための

「考える技術」をお伝えしたいと明確に示され、

数多ある類書とは一線を画す

際だった内容のもので、

こういう希有な本に出会えたときの喜びは、

筆舌に尽くしがたいものがあります。

 

ようするに、自分の頭で考えるというのは

いったいどういうことなのかってことなんですが、

新書というコンパクトな体裁でありながら、

本質を問う非常に濃密な1冊。

 

また、ふりかえり記事(その7)で紹介した

エルケ・ヴィス『QUEST質問の哲学』では

推奨されている

〝ソクラテス問答法〟の問題点を指摘し、

本書では、相手の考えや言葉を

寛容に受け止め寄り添う

〝チャリタブル・リーディング〟と称した

対話的思考、問答法が推奨されていることも

わたしの興味を惹きました。

 

オススメ参考記事(外部リンク)

「考える力」が根本から身につく技術を徹底解説。思考力を鍛えれば生き方が変わる!〔中野亜希〕

「独学の思考法」で入学準備する 【放送大学】働きながら学ぶ〔今日マチ子〕

 

あと、本書に書かれた内容への批評と

問題提議をしているYouTube動画を1本ご紹介。

 

山野弘樹『独学の思考法』ソクラテス対話の意義について

他にも本書についての要約動画や

レビュー動画がいくつかあるので

関心ある方は検索してみて下さい。

 

つぎに成田悠輔さんの『22世紀の民主主義』を。

タイトルに「22世紀」とあり、

75年先の近未来を予測している

成田さんの日本語で書かれた最初の著作。

 

副題に「選挙はアルゴリズムになり

    政治家はネコになる」

一読するだけでは意味不明なフレーズww が

付されていますが、

たとえば、そもそも政治において、

選挙という国民参加のやり方が

本当に適切なのかどうかということは、

現実にほとんど議論されることはありません。

 

本書を丁寧に読んでいくと、

この副題が軽はずみなおもいつきでも

単なるジョークでもないことがわかってきます。

 

インタビューゲームをやり続けてきて

30年経った2023年頃から

このプログラムには、どうやら

〝民主主義〟の本質的な根底となるものが

潜んでいるように感じるようになってきていて、

タイトルの「民主主義」という言葉に

ピンと感じるものがあったというのが、

わたしが本書を手にしたきっかけの一つでした。

 

本書の後半部に「無意識民主主義アルゴリズム」

という言い回しが登場します。

 

この言葉からわたしがおもいだしたのは、

松岡正剛さんが千夜千冊の

ポール・ヴァレリー『テスト氏』記事の冒頭に

おそらく21世紀は「方法の世紀」となるだろう

予告して、主題を動かす方法に着目すること

提唱されていたことでした。

 

つまり、民主主義のアップデートが

問われているわけですが、

目指すべき主題として捉えるのではなく、

主題を動かす〝方法〟と捉える見方も

アリではないかと。

 

次の画像は本書の裏表紙より。

本書の内容を要約したYouTube動画を1本ご紹介。

 

【要約】22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる【成田悠輔】

 

3冊目は堀田秀吾さんの

『科学的に証明された すごい習慣大百科』

wikipediaによると、筆者はもともと言語学者で

商標や裁判員裁判などの司法における

言語使用・コミュニケーションを中心に、

理論言語学、コーパス言語学、語用論、

心理言語学など言語学の諸分野および

社会心理学、脳科学などの

様々な学術分野の知見を融合し、

多角的な研究を展開されている方。

 

本書のタイトルとなっている

「科学的に証明された」という言い回しは

わたし自身はあまり使わないようにしています。

 

なぜなら、どんな科学的な知見であっても

あくまでひとつの仮説でしかなく、

正しいと証明されたわけではないので、

いかにもそれが正しいという誤解を

与えかねないので。

 

こういう自己啓発的テイストの本は

ふだんあまり買いません。

 

それでも、本書を2025年に読んだ

24冊の1冊としてセレクトした理由は、

冒頭に「習慣化に意志力はいらない」と題して

3つの原理が示されていて、

「身体が先で、思考は後」など、

当塾でも学習テーマとしている

習慣化に対する著者の基本的な考え方に、

同意できるものがあったからです。

 

つまり、習慣化とは、

「意志の強さ」や「特別な才能」がある人だけの

特権では無いのはもちろん、

精神力や自己管理能力の問題でもなく、

原理とコツさえ掴めば、

誰でも身につけられることなので。

 

ちなみに、いま自分が心がけていることで、

効果を感じているものは112のうち12ありました。

 

本書に書かれた全部を実行する必要はなく

自分に合う必要なものを各自が選んで

実践されるといいのではないでしょうか。

 

さいごに、本書の出版に関わる内容で

著者本人が出演されているYouTube動画をご紹介。

 

【名門大が科学的に証明した習慣大紹介】

 

 

さいごに、

本日の記事で取り上げた本の著者3名のうち、

個人的には成田悠輔さんに

一番興味をもっているんですが、

成田さん関連の

オススメYouTube動画を3本シェアして、

本日の記事を終えようとおもいます。

 

【あなたの常識が変わる】成田悠輔の人生を変えた

『究極の三冊』明日から使える思考法が学べる。

成田悠輔の教育論

 

「社会性のない子どもを育てたい」

データ×教育の専門家・成田悠輔の子育て論

 

本当に大切なのは 自分で考え行動する、

そのプロセスである:成田悠輔

 

 

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