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2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その19)

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2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その19)

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その19)

2026/02/07

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」も

今日で19回目の投稿になるんですが、

いよいよ残り4冊となり、

あと2〜3回で区切りをつける予定です。

 

これまでの記事を読んでいないと

今日これから投稿する記事の内容が

わからなくなることはありませんが、

これまで投稿してきた各々の記事は

相互に微妙に関連性があり、

未読記事が気になる方は、次から先にどうぞ!

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その1)

→全体の概観、選ぶ前提条件についてなど

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その2)

→その1の続き、24冊のリンク集

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その3)

→⑩リットミュージック編『インタビュー:坂本龍一』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その4)

→㉑阿部洋一『それはただの先輩のチンコ』(略称『それチン』)

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その5)

→24冊に漏れた雑誌、ムック本などについて

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その6)

→⑫戸谷洋志『Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その7)

→⑪エルケ・ヴィス『QUEST 質問の哲学』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その8)

→⑨フェリックス・ファブリック『本当のわたしを見つけにいこう』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その9)

→⑤アルボムッレ・スマナサーラ『ヴィパッサナー瞑想』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その10)

→⑦小室直樹『数学嫌いな人のための数学』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その11)

→⑬崎谷博征『水と命のダンス 生命の根源に迫る水の驚異的メカニズム』

 ⑮星野源『いのちの車窓から2』

 ⑱泉谷閑示『「自分が嫌い」という病』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その12)

→④溝口雅子『Notionなんでも事典』

 ㉒落合陽一、山口周ほか7名『Chat GPTは神か悪魔か』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その13)

→2015〜2024年の10年分読書ふりかえりブックリスト

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その14)

→⑭若杉逸平&うちやまともみ『対話について対話しよう』

 ㉓石田光規『自己決定の落とし穴』

 ⑥前野隆司『人はなぜ「死ぬのが怖い」のか』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その15)

→⑧白石正明『ケアと編集』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その16)

→いま読んでいる本12冊と本の読み方について

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その17)

→⑯山野弘樹『独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」』
 ⑰成田悠輔『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり政治家はネコになる』

 ㉔堀田秀吾『科学的に証明された すごい習慣大百科』

 

2025年のふりかえり「年間読書ベスト24」(その18)

→③苫米地英人『その検索はやめなさい』

 

さて、18回にわたって連投してきた

2025年の読書ふりかえり記事も

いよいよ残り4冊になりました。

 

昨日の投稿記事でご紹介した

苫米地さんの本が

24冊の3番目にランキングされていたことに

気づかれた方は、

たぶん今日はこの本になるんじゃないかと

記事をアクセスされる前に

予測されていたかもしれませんね。

由佐美加子&中村伸也『レゾナント・コミュニケーション』

 

本書の著者のひとり由佐美加子さんのことは、

2010年に邦訳版が出版された

オットー・シャーマー博士の著書

『U理論 過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術』

を訳されたおひとりとして存じ上げていました。

 

U理論の詳細についてはオーセンティックワークスの

こちらのページを参照ください。
この分厚い1冊を

約6万字で要約した記事も年明け早々に見つけたので

関心ある方はどうぞ!
『U理論』徹底まとめ&解説〖約6万字〗

 

そして、2025年9月に本書が出版されたことを

わたしが知ったきっかけは、

現在寺子屋塾に在籍している塾生のひとりが、

11月3日に東京で開かれた

本書の出版記念交流会に参加したことを書いた

Facebookの記事を読んだことからです。

 

本書のタイトルにある〝レゾナント〟とは、

「共鳴」「共振」という意味で

日常ではあまり耳にしない言葉ですが、

直観的にピンと来るものがあり、

すぐ本書を取り寄せ、貪るように読みました。

 

ところで、2025年にセレクトした24冊のうち、

これまで投稿してきた記事で取り上げた

以下の3冊もまた

対話的コミュニケーションに深く関係しているものです。

エルケ・ヴィス『QUEST 質問の哲学』
若杉逸平&うちやまともみ『対話について対話しよう』

山野弘樹『独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」』

 

つまり、本書を入れると4冊になるわけですが、

この年間読書ふりかえりのための

本を選ぶ方針として

・同じ傾向、ジャンル本の重複をなるべく避ける

と明記しているのにもかかわらず、

対話的コミュニケーションに関わる書物が

24冊のうち4冊も入っていることに

疑問を感じた方もいらっしゃるかもしれません。

 

当塾でインタビューゲームを30年以上にわたって

実践してきてなお

日々痛感していることなんですが、

この対話的コミュニケーション

現実の世界においては

ほとんど実現、実践されていない現状をふまえ、

そのことをわたし自身が

どれほど重要な課題として認識しているかを

示している証しであると

受け取っていただけると有難いです。

 

そもそも、コミュニケーションというのは、

すべての人間に関係する

しかも日常レベルの話ですから、

能力の問題ではないのはもちろん、

何らかのセミナーを受けて人の話を聞いたり

トレーニングを積んだりするだけで

解決するような問題ではないんですね。

 

つまり、ノウハウやスキルを身につけるといった

小手先のアプローチでは解決できず、

コンピュータソフトにたとえるなら、

新しいアプリをインストールしたり、

OSをアップデートしたりするようなやり方では

到底解決し得ない課題なんじゃないかと。

 

本書の序章にも記されている話なんですが、

コミュニケーションのOSそのものが

旧来のものと全く違う

新しいOSに進化する必要があるんじゃないかと

感じているわけです。

 

この、新たなコミュニケーションOSへの進化

という点において、

前記した3冊もそれぞれに異なる切り口で

アプローチしている優れた書物なんですが、

本書のように、社会、個人を問わず

現存するさまざまな問題の根源が

分離・分断にあることをふまえつつ、

人と人が響き合い、新たな可能性を創造する

対話のあり方をトータルに説いているという点で、

この『レゾナント・コミュニケーション』に類する

書物は見当たりません。

 

本書の要点について、Google AIに訊いてみました

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Q:『レゾナント・コミュニケーション』の要点はどこにありますか?

A:由佐美加子氏、中村伸也氏共著『レゾナント・コミュニケーション』は、単なる会話術ではなく、「人と人が響き合い(共鳴)、新たな可能性を創造する」対話の在り方を説いた本。本書はスキルとしての話し方ではなく、「自分の内面を整え、相手と共に生成的な場を作る」という、在り方(Being)としてのコミュニケーションを提案しています。本書の要点を5つに整理すると次のとおり。


1. 「共鳴(レゾナンス)」を目的とする
従来のコミュニケーションが「情報の伝達」や「説得」を目的としがちなのに対し、本書では「自分と相手が響き合うこと」を重視します。一方が正解を持っているのではなく、対話を通じてお互いの内面が震え、一人では到達できなかった新しい気づきやエネルギーが生まれる状態を目指します。


2. 「内省」と「自己受容」の重要性
相手と深くつながるためには、まず自分自身とつながっていることが不可欠です。自分の感情、価値観、恐れ、願いを自覚(セルフアウェアネス)し、飾らずにそのままの自分でいること(自己受容)が、相手との誠実なつながりの土台となります。


3. 「ジャッジ(裁き)」を手放す
対話の妨げとなる最大の要因は、相手や自分を「正しい・間違い」「良い・悪い」で判断してしまう心の動きです。評価や判断は一旦脇に置き、相手の背景にある文脈や感情をありのままに受け止めることで、心理的安全性が生まれ、深い対話が可能になります。


4. 「場(フィールド)」へのアプローチ
コミュニケーションを「個対個」のやり取りとしてだけでなく、その場に流れる「空気感やエネルギー(場)」として捉えます。話し手と聞き手の双方が「場」に対して意識を向け、お互いの存在を尊重し合うことで、目に見えない信頼関係の土台が構築され、創造的なアウトプットが促されます。


5. 「問い」が可能性を拓く
答えを出すことを急がず、本質的な「問い」を共に探求するプロセスを大切にします。「どうすればいいか?」という How を議論する前に、「私たちは何を大切にしたいのか?」「今、ここで何が起きているのか?」という問いを共有することで、表層的な解決を超えた本質的な変化を引き出します。

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引用はここまで
 

それで、今年は300ページ近くある分厚い本書を

さらにきめ細かく、多面的に読み解けるように、

どなたでも参加出来る枠組みで

読書会を企画することを決めました。

 

開催は5月以後になりそうですが、

関心ある方は、井上までお問い合わせ下さい。

 

 

過去に出版された由佐美加子さんの著書の中では、

『ザ・メンタルモデル』

一番知られているとおもいますが、

初めて読まれる方は、

前野隆司さんとの対談本

『無意識がわかれば人生が変わる』をオススメします。

 

ザ・メンタルモデルについては、

また日を改めて紹介したいと考えています。

 

本書の内容について具体的に紹介されている
YouTube動画を3本シェア。

 

最初2本は著者・由佐美加子さん、中村伸也さんが

出演されているものです。

 

レゾナント・コミュニケーションって何?

 

著者トークイベント「レゾナント・コミュニケーション」

 

レゾナント・コミュニケーション 「話し合う」ではなく「聴き合う」ための対話の技術

 

最後に、著者が主宰するCCCが運営する
HMTのWebsiteにアップされている

本書についての解説動画(全5本)を。

 

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