TBSドラマ『逃げ恥』名セリフ&名場面集(その20)
2026/03/01
2/10からこのブログでは、
TBSドラマ『逃げ恥』名セリフ&名場面集を
お届けしているんですが、
この記事で20回目になりました。
『逃げ恥』は〝社会現象〟と言われるほど、
大ヒットしたTVドラマではありますが、
観たことがない方もいらっしゃることを意識して、
敢えてストーリーがはっきりわからないように、
1話につき1シーンずつ順番に引用して
ランダムに紹介しています。
2/20に最終回の第11話まで一巡し、
その翌日から二巡目に入っているんですが、
今日は第9話から、平匡のマンションでの
みくりと平匡のやりとりを。
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〔平匡のマンション・寝室の机に座っている平匡〕
平匡M:(いけない!ぼくのような人間が慣れない妄想をしても、ネガティブなことしかイメージできず逆効果。自分のマイナスばかりを考えるのは止めようと決めたのに)
〔ドアの前に立っているみくりを見て驚く〕
みくり:すみません!声はかけたんですが……
平匡:!
みくり:お茶を入れたので、ついでに。〔お茶を平匡の机に置く〕
平匡:ありがとうございます!
みくり:失礼します。〔と言って、平匡の寝室から出てドアを閉める〕
平匡M:(声に出して……なかったよな?……)
〔みくり、ショックを受け、平匡の寝室のドアの前でうなだれている〕
みくりM:(…うっかり部屋に入ってしまったばっかりに…えらいことを聞いたような…)
〔平匡の言葉「みくりさんは、好きでない男とでも、そういうことをいたせる女性…」がフラッシュバックして、ビックリしているみくり〕
〔リビングにいるみくり〕
みくりM:(軽い女だと思われている…平匡さんだから、いたしてもいいと思ったのに…)
みくり:〔俳句を詠んで紙に書く〕「つつましい 女だったら 良かったの?」
みくり:…季語がない……
平匡:みくりさん!
みくり:〔と呼び掛けられ、すぐヨコに湯飲みを持った平匡がいることに気づいて、慌てて俳句を書いた紙をぐしゃっと掴む〕
平匡:ごちそうさまでした。
みくり:は、はい!置いといてください。〔と笑顔で〕
平匡:はい。
みくり:〔紙を破りながらひとりごとのように〕破りやすい~、この紙~。
平匡:?














※TVドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』第9話より
COMMENT:名セリフ&名場面集(その14)のコメントで、吉本隆明さんが提唱された「自己表出と指示表出」という概念を援用しながら、言語の本質についてちょっと深掘りして、「言葉はコミュニケーションのためにある」という捉え方が、必ずしも正しいわけではないことに触れてみました。
脚本を書かれた野木亜紀子さんは、雑誌のインタビュー記事のなかで、「逃げ恥は、ディスコミュニケーションの物語」と話されていたんですが、この場面など、まさしくそうですね。ちょっとしたタイミングのズレから誤解を生んだり、うっかり言葉に出してしまったことが自分の意図とは違うように相手に解釈されてしまったりというのは、わたしたちの日常でも頻繁に起きていることなので。
ドラマの場合、観ているわたしたちには、ハラハラドキドキしつつも登場人物の心持ちや状況を俯瞰して眺められても、現実の世界でいざ自分が当事者となると途端に冷静さを失い、感情が先走って目の前の状況を捉えられなくなってしまうのは、なぜなのでしょうね? その辺りのテーマはわたしの中にずっと問いとしてあったんですが、心のしくみや脳科学など、これまで学んできたことが統合されてきたおかげで、最近ではだいぶクリアになってきていて、いずれこのブログにも書いてみたいとおもっています。
この名セリフ&名場面集で紹介しているセリフは、2020年に放映された『逃げ恥・ムズキュン特別編』を土台に、野木亜紀子さんの『逃げ恥シナリオブック』を参考にしています。また、このブログでなぜ『逃げ恥』の名場面&名セリフ集を連投し始めたかについては、(その1)の記事に記したコメントをお読みください。さらに詳しく知りたいという物好きなお方(笑)は、次の記事をはじめとしてタグ「逃げ恥」を付している過去記事等(とくに2021~2022年に投稿)を適宜アクセスください。
・ドラマ逃げ恥「平匡さんの自由意志です。どうしますか?」(「今日の名言・その13」)
・TVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」原作マンガ(全11巻)のこと
この続きはまた明日に。(^^)/
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