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響月ケシー『現実創造の掟 ②破壊的巨人編 ~脱・大衆戦略~』

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響月ケシー『現実創造の掟 ②破壊的巨人編 ~脱・大衆戦略~』

響月ケシー『現実創造の掟 ②破壊的巨人編 ~脱・大衆戦略~』

2024/02/28

昨日投稿した記事の続きです。

 

昨日は、響月ケシーさんが今年のお正月に配信された

YouTube動画『現実創造の掟』6本のうち

最初の1本目にあたる「大前提編」を

文字起こしして作成した講義録を載せました。

 

お話をそのままベタに起こしたものではなく

話し言葉の雰囲気は残しつつ、

ケバ取りを行って整え、

内容を変えない範囲で編集したので、

読みやすいものになっていたとおもいます。

 

今日はその続きで2本目の

「破壊的巨人編  ~脱・大衆戦略~」です。

 

ここでケシーさんが〝巨人〟と呼んでいる

エネルギー構造については、

以前の記事にも書きましたが、

吉本隆明さんの『共同幻想論』に登場する

「共同幻想」「対幻想」とほぼ同じものと

考えてもらってよいでしょう。

 

 

②破壊的巨人編 脱・大衆戦略

■現実創造の掟②破壊的巨人編~脱・大衆戦略~ 

タイムテーブル

00:00 オープニング
00:10 どうすれば幸運の波に乗れる?
01:38 脱・大衆が大前提
07:03 巨人(エネルギー構造)の目的とは?
12:56 大衆の幸福に絶対に貢献しない
16:27 巨人は感情エネルギーを与える

 

 

(内容ここから・太字化は井上)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それでは、今回は前回の現実創造の掟・大前提編の続きということで、巨人編っていう話をするって予告していたと思います。前回は全ての人がすでに実際には現実を創造しているっていうお話をしました。どうすれば幸運の波に乗ることができるのかっていう話を今回はしていきたいと思います。まずタイトルを書いていきます。前回の前提の話の動画を見ていただいた方は分かると思うんですけれど、その上で、どうすれば自分が感じる幸運の波に乗ることができるのかっていう話を今回はしたいんですけど、そのためのやり方はですね、次回の講座でお話しするので、今回はその前準備というか、それができるようになるための準備の話ですね。だけど、これめっちゃ大事な話なので、この世界のエネルギー構造の1つの罠というか、知っておくと自分の思考回路やエネルギーを使う方向により注意深く繊細にコントロールできるようになる話なので、是非この話をしっかり聞いていただきたいと思います。

 

まず、どうすればっていうところで、こうすればいいよっていう話をする前に、その前段階として、「脱大衆」が大前提なんです。脱大衆ーーー大衆でなくならなくてはいけない。で、この大衆って一体何なんかっていう話なんですけれども、この人々を大衆化してしまうエネルギー構造っていうのがあるんですね。これは、敵がいるとか、こういう悪いヤツがいるとか、そういう話ではなくて、こういうエネルギー構造がありますよって話だと聞いてくださいね。だからこう例えば、お湯を一所懸命手で混ぜれば渦巻きができるよねっていうような話です。その人々を大衆化するエネルギー構造のことを〝巨人〟と言います。これ、なんで〝巨人〟って言うかっていうと、〝巨人〟っていう存在に置き換えて説明すると分かりやすいから〝巨人〟という言葉を使っています。

 

それで、〝巨人〟っていうのは一体何なのかっていうことを今から説明していくんですけれども、たとえば、AさんとBさんという人が2人いたとしますね。このAさんとBさんが、とある同じ思考を持ったとします。思考、考えです。その時に〝巨人〟は生まれるんですよ。言うなれば人々の思考が一定人数っていうか、2人以上っていうことでいいです。2人以上の人々の思考が1つの方向を向いた時に現れるエネルギー構造、これが〝巨人〟なんですよ。これ自体が1つの生命のように歩み始めるんです。

 

例えば、私とCさんが「空って青いよね、青い空って素晴らしいよね」っていう風に、青い空こそが素晴らしい!みたいな同じ思考を持ったとしましょう。「青空を守ろう!」みたいなね、その時に私とCさんの思考が1つの方向を向きましたよね。空は青くていいことっていうその思考が向いた瞬間に、その「空が青い」という哲学自体が独立したエネルギー構造を持つんです。これが〝巨人〟なんですよ。

 

そしてこれは、実は法的にも存在が認められています。つまり法人ですよね。法人、つまりこれはーーー法律はあくまで法律なので、そのための手続きと、どういう目的によって設立されたのかによってカテゴリー分けして整理し、存在が許されてるわけなんですけれども、元々は巨人と同じエネルギー構造によって存在しているものなんです。だから、会社とか、学校とか、政治とか、これらは全て巨人です。

 

で、巨人って言うとなんかみんな巨人っていうモンスターみたいなのがいるみたいに思っちゃうんですけど、エネルギーの構造ですね。さっき言ったように「空が青い軍団」は、空が青いっていう思想自体が1つの人格を持つんですよ。なので、これってそれを例えば手続きをすれば一般社団法人になったり、会社にすれば法人になったりするってことですよね。つまり人間が2人以上の人間が1つの方向を向いて思考を固めた時に、巨人というエネルギー構造が生まれるっていうことなんですね。

 

それで、この私たちの中に本能的、原始的になんですけど〝仕える〟という本能があるんですね。これ、なぜかあるんですよ。それがある以上、この巨人のシステム、いわゆる大衆化を図るこの巨人のシステムは、ずっと機能してます。で、脱大衆が個人の幸福のために重要だって言いましたよね。でも、会社辞めろとか、学校辞めろとか、政治家に反対しろっていうような、そういう話ではないんですよ。この脱大衆っていうのは、いったいどういうことなのかって言うと、この巨人っていうのは特徴があるんです。巨人(エネルギー構造)の目的とは?その目的の善悪は関係なく、人が集まって、とある思考を共有した瞬間にこの巨人っていうのが現れます。

 

で、巨人ってが何が厄介なのかって言うと、巨人の目的、その人々が集まって同じ思考を持った段階で、この巨人というエネルギー構造はどんな振る舞いをするかっていうことなんですけど、その目的は2つだけで、1つが「人のエネルギをいただく」で、もう1つが「人を集める」。これがいわゆる大衆化させられてしまうっていうことなんですけど、人が集まって同じ思考を持った段階で、この巨人のエネルギー構造っていうのは、必ず生まれてしまいます。「その人のエネルギーをいただく」「人を集める」っていうことが大衆化なんですね。

 

つまり、その巨人っていうのは、人間として社会生活している以上、巨人のエネルギー構造っていうのは絶対に存在してるんですけど、大なり小なりそれは全て破壊的なんです。破壊的ってことは、つまり、どういうことかって言うと、個人の利益を否定するんです。巨人の力学というのは、個人の利益っていうものを否定する性質を持ってます。つまり、こういうことですよ。ある程度の人数が集まって同じ思考を持った時に現れるエネルギー構造は、それ独自で命を持ったかのように動き出して、そこに関わる人たちのエネルギーを奪って大きくなっていくんだけれども、その肝心の個人、その参加している大衆1人1人の個人の利益は否定するんですね。なので、その巨人に大衆化されてる状態では、絶対に個人としての幸福を追求できない状態になるっていうことなんですよ。

 

で、ちょっと余談なんですけど、巨人の大衆は巨人にエネルギーを与え、その代わり居場所を見つけます。その居場所っていうことなんですけれども、その巨人のエネルギーと調和的な人物が大衆をコントロールする。ここが面白いところなんですけど、巨人っていう独立したエネルギー構造が人格を持ったかのように歩き出した時に、その組織の中でいわゆる重要なポジションについたり、トップに立つような人っていうのが現れるわけなんですけれども、この人っていうのは、巨人の意思を実行するんですよ。だけど、本人は巨人の意思だとは気がつかなくて、それが自発的意思と思い込むっていうことになります。


だから、昔は情報が与えられた時に、それを確かめる術ってほとんど与えられてなかったじゃないですか、民衆に。だから昔は、例えば「こうだぞ」っていう風に情報渡されてしまうと、それを鵜呑みにするか、無鉄砲に反発するしかなくて、それを確かめる術がなかったんですね。だから、昔の巨人ってめちゃくちゃ強かったんですよ。例えば、ナポレオンとかヒトラーなんかは、非常に強力な巨人に支配された人物だったという風に言えると思います、晩年のインタビューかなんかで、ナポレオンに「あなたの人生で幸せだったに幸せだった時期はいつですか」みたいなことを質問した時に、「3日ぐらいしかない」って答えたらしいんですよね。

 

だから、巨人は大衆のために働くーーーまあ、ヒトラーに話を聞いたことはないんですけれども、その巨人ですよね、その、とある人々の思考が一定方向を向いた時に現れてエネルギー構造と調和した人が、その組織の中でトップとかそういう重要なポジションについて物事を実行するんだけれども、それは本人がやってるようで、実はそのエネルギー構造に飲まれているだけだったりするんですよ。で、ここでも言った通り、巨人のエネルギー構造っていうのは、個人の利益を徹底的に否定するので、個人が幸せになるはずがないんですよね。で、この巨人っていうのは、この世の中どこにでもあるんです。会社もそうだし、学校もそうだし、政治ももちろんそうです。で、この巨人の元で大衆であり続けるっていうのが大体の人間の姿で、ほとんどの人がそうやって生きています。その巨人は、大衆の幸福には絶対に貢献しない。巨人は大衆が必要なんですよ。なので巨人は、大衆に自分の運命を自ら選ぼうとすることをやめさせます。だから、さきほど学校とか会社も巨人だっていう話をしたんですけれども、ある意味で家族一単位にも十分に巨人が機能している可能性はあります。

 

大衆が個々で独立性を勝ち取ると、巨人はエネルギーが奪えない。それで、どうしてそこまでして巨人はエネルギー奪い取るんかっていう話なんですけど、巨人がエネルギーを求めてるわけじゃないんですよ。さっきも言った通り、これは法則、自然法則みたいな、自然にそうなってるって話なんですよね。例えば水を温度上げたら沸騰しますよね?火傷しますよね?みたいな話なんですよ。だから、人が一定以上集まると、こういう巨人のエネルギー構造が現れて、そこに関わるメンバーの幸福を奪っていくっていうのは、どこでも常に起きていて、人間の持つ1つの普遍的な罠だっていうことを今説明しています。

 

なので、私たちは巨人に搾取されてる間っていうのは、自分の運命を個人として自ら選ぼうとすることが、そもそもできないんですよ。だから巨人に絡め取られて大衆化したままで運命を自ら選ぼうとすると、陰謀論とかーーー陰謀論って全部が陰謀論じゃないないとは思うんですけれどもーーー例えば政府が悪いとか、こういうことを影で悪いやつがいるっていうこととかに絡め取られていっちゃうんですよ。本当に自分の幸福を選ぶ最初の一歩に立てずに、その巨人の味方側か相手側か、巨人にエネルギー取られるっていうのは、どっちに立っても一緒なんですよ。っていうことになるんで、まずはこの巨人から逃れることを一番最初にするってことが大前提なんですよね。

 

で、繰り返しになるんですけれども、巨人は大衆の幸福に貢献することは絶対にありません。これは、会社に働いていても絶対幸せになれないって意味じゃないんです。会社に勤めていても、大衆化されてない人っていうのはいると思うんですよ。だけど、大衆化されてしまって、いわゆる会社の思考に会社にエネルギーを与えるポジションになって会社に陶酔してる状態では、個人の幸せっていうのは必ず毀損されてるはずなんですね。で、それは個人のバランス感覚の中で、会社に勤めながら、学校にいながら、大衆化されていないでいられるっていうことは、もちろんあるんですけれども、ただその巨人のエネルギー構造に飲まれて巨人にエネルギーを与える状態になってしまってる人は、個人としての幸福を享受するということは絶対経験してないはずなんですよね。

 

ただ、ただですよ、ただ、いつも巨人は大衆に幸福を与えないですが、巨人は大衆に感情のエネルギーを与えます。幸福じゃないんですよ。これ感情のエネルギーーーーそれは正義感、自負、所属感ですね、こういう感情のご褒美を与えることで、人々をより大衆化していくっていうことをよくします。で、大衆化された人々はですね、熱く自分と似た者と語り合うことを好みます。これは大衆化をより強固にするんですね。けれども、さっき言った通り、これはその巨人の上位にある概念ですよね。そういったいわゆるその巨人の概念に賛同するものだけが大衆化するんじゃないんですよ。反対し議論している者も同時に、大衆としてエネルギーを搾取されると。これがめっちゃ注意ポイントです。

だから、例えば、「会社で働くなんて不自由だ」って言ってる人が二三人集まったら、会社に所属するってことを否定する巨人が現れますよね。で、そのその巨人にその通りだっていう人もいれば、「そういう不安定な生き方なんて微妙だよ」って言ってる人も、そういう巨人にエネルギーを与えることになるんですね。例えば、安定こそが全てだみたいな、「私たちは安定するんだ」みたいな考え方の巨人があったとして、「いや、安定なんかないよ、安定なんかを追い求めている人生なんてクソだ」みたいなことを言っても、その巨人にエネルギー与えるんですよ。だから、巨人からどう逃れればいいのかっていうのは、これは実はすごく難しい話なんですね。

 

私たちは、何か正しいというものを掲げられたり、こういうものなのだっていうルールを与えられた時に、それに迎合するか、反発するか、いずれかの形で、いずれにしてもそのエネルギー構造にエネルギーを奪われてしまうっていうことが随時起きるんですね。これは、この話だけ聞いても、自分のことかどうかなって分からない場合があるかもしれないんですが、それが家族の場合もあるし、会社の場合もあるし、組織の場合もあるし、ちょっとした小さな人間関係の可能性もあります。ただ、いずれにしても、私たちは大かれ少なかれ、いわゆるこの巨人にエネルギーを搾取されるっていうことから逸脱しなきゃいけないんですね。その巨人にエネルギーを搾取されてる状態では、冒頭でお話しした幸運の波に乗ることっていうのはできないんですよ。まだこの大衆化して巨人で搾取されてる状態のままで、いわゆる幸運を引き寄せようとかそういったことをしてしまうと、それは何かに対する批判とか、そういう生き方は良くないっていう否定のエネルギーだったり、身内に対する恨みだったりとか、そういうエネルギーが噴出してしまって前に進めないんですね。結局、具体的に幸せを受け取ろうとする前に、この巨人から距離を置くっていうことがすごく必要なんです。ここから具体的な巨人との距離の置き方みたいな話をしていきたいと思います。

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(内容ここまで・文責:井上)

 

わたしたちは自分で気がつかないうちに、

無自覚に大衆化させられているって

意識したことがありましたか?

 

ケシーさんが話されているように、

これは、人種や地域、国によって

起きたり起きなかったりする話ではなく、

信じるか信じないかって話ではなく、

自然法則のようなもので、

どんな人間の社会においても

普遍的に言えるエネルギー構造として

言えることなんだと。

 

つまり、巨人にエネルギーを搾取されている状態で、

幸運の波に乗ろうとしたり、

幸運を引き寄せようとしたりしたところで、

そもそも、構造上不可能なことなんですね。

 

だから、そのためにも情報リテラシーって

とっても大事で、

巨人に呑み込まれてしまわないように、

自分で自分のエネルギーを

コントロールする術を身につけ、

まずは、自分のエネルギー状態に責任を持つことが

必要ってことになるわけなんですが、

その具体策が次の第3講座以後で

語られています。

 

それが「自分自身の見張り役となる」って話で、

ケシーさんは、「開運ノート術」というものを

奨めておられるわけですが、

これは寺子屋塾ではらくだメソッドの

算数プリントや学習記録表というツールで

1日1枚のプリントを自分で決めて自分でやる

セルフラーニングのしくみで

実現しようとしているわけですね。

 

明日は月末なので2月1ヶ月間の

月末恒例投稿ふりかえり記事を書きますが、

第3講座以後の講演録についても

3月に入ってからご紹介できるように

準備していきます。

 

【関連記事】

響月ケシーさんの著書、動画のご紹介(その1)

響月ケシーさんの著書、動画のご紹介(その2)

響月ケシーさん”白アリ理論”動画の講義録

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「潜在意識を把握する」ってどういうこと?

 

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●2021.9.1~2023.12.31記事タイトル一覧は

 こちらの記事(旧ブログ)からどうぞ

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