響月ケシー『現実創造の掟 ⑤重要性からの解放編 〜幸福な状態が続くために〜』
2024/07/02
もう半年ほど前になるんですが、
卍易風水師でジュエリーデザイナーの
響月ケシーさんが
今年のお正月明けに配信された
YouTube動画『現実創造の掟』6本を
1/23に投稿した記事でご紹介しました。
全部通して聴くと3時間余の長さになるんですが、
内容への理解をより確かなものにすべく
文字起こし作業を少しずつすすめていて、
動画の講義録を作成しています。
すこし間が空いてしまいましたが、
寺子屋塾ブログの記事で、2/27には1本目の
2/28には、2本目の
そして3/7は、3本目の
3/8には、4本目の
もとにして作成した講義録を投稿しました。
今日はその続編にあたる5本目の講義録を
ご紹介しますが、
重要ポイントは①〜④までの動画で
ほぼ語られていますし、
5本目の動画の内容は、
①〜④の動画で語られている内容が
前提となっているので、
①〜④を未視聴未読の方はまずそちらからどうぞ!
ちなみに、3本目の講義録を
紹介する記事の前半部では、
1本目と2本目との内容をざっとふりかえって
わたし自身のコメントも記していますし、
その後にアップされたケシーさんの動画も
何本か文字起こしして紹介しています。
この記事の終わりに
そうした関連記事のリンクをまとめたので
未読の方はそちらも併せて参照してください。
これまで紹介してきた4本のうちでは、
とくに①大前提編がすごく重要なので、
繰り返し繰り返し繰り返し動画を視聴し、
講義録を読み返してみてください。
わたしはケシーさんの『現実創造の掟』動画は
今日までに、①から⑥までを
通して40回以上視聴しているんですが、
⑤の講義録の前に
①から④までを簡単にふりかえっておきましょう。
①については、わたしたちの現実を作っているのは、
わたしたちの考え、思考であるから、
自分で選んで決めるってところと、
自分がこの世の中をどう認識しているのか、
自分はなぜそうするのか、
その理由、動機が重要ってところがポイントですね。
②については、
「そもそも巨人とは何か」っていうお話でしたが、
わたしの場合は16歳で厄介な病気になったお陰で、
巨人の存在をその頃から意識し始めていたようです。
巨人を〝エネルギー構造〟つまり物理現象として
捉えられるかどうかが大きな分かれ目でしょう。
③については、巨人と距離を置いて、
脱大衆を実現するために、
具体的にどうすればいいかという話が中心でした。
・・・いやいや、正確にいうと、
どうすればいいかではなく、
今までしてきた何を止めますかって話なんですが。
③の動画の後半部でケシーさんは、
「あなたは、あなたを恐怖、心配、不安、
正義、正しさ、妥当性について議論させて、
エネルギーを奪う、何について考えるのを
やめますか?」と問いかけていましたから。
あなたは、実際に何について考えるのを止めるか
それを自分で決めてやってみましたか?
わたし自身の場合を言えば、
前記したとおり、16のときに病気をしたことや、
10代の後半から20代の前半期に
高橋悠治、クリシュナムルティ、桜沢如一といった
人々と出会ったお陰で、
大衆から離脱することがいかに大事かを
その頃から考え、ひとつ実践し始めていたようです。
結局、巨人のエネルギー構造に飲まれてるうちは、
まわりに振り回され、自分のエネルギーを搾取され
向こうからやってきている幸運の波も
自分で追い払っちゃうし、
自分のエネルギー状態を
自己管理できなくなってしまうわけですね。
その④の動画では、幸運の流れの発動条件を
整えるためにできることとして、
次の3つが挙げられていました。
1.自らの見張り役となる
2.重要性を引き下げる
3.魂と理性のシンクロナイズ
ケシーさんは1の実践、つまり、
潜在意識を自己管理する手段として、
開運ノート術を奨めておられるんですが、
寺子屋塾ではそれが、1日1枚の
算数プリントを坦々とやり続けることなんですね〜
ケシーさんは、1.自らの見張り役となるだけでも
十分幸せになります、と話されていましたが、
それは、ホントそのとおりだとおもいます。
さて、今日ご紹介するその⑤は
全6本の動画のうちで最も長く47分あるんですが、
2.重要性の引き下げがなぜ重要か
ということについて、
とてもくわしく語られています。
その⑤は動画①〜④で語られていた内容が
実践されていることが前提の話ではあるんですが、
動画①〜④をまだ実践されていない方にとっても、
なぜそれが大事なのかという理由が
さまざまな観点から語られているので、
具体的にどう実践するかについての
ヒントを見つけることができるでしょう。
■現実創造の掟⑤重要性からの解放編
タイムテーブル
00:00 発動条件②重要性の引き下げ
01:19 幸運の波に乗り続けるために大切なこと
13:47 重要性を引き下げる
20:04 重要性を引き下げれば幸せは続く
28:51 重要性を引き下げるコツ
36:26 「幸運の流れ」をコントロールしない
43:21 魂のプラン
(引用ここから・太字化は井上)
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今回は第5講座です。前回の第4講座では、幸運の流れの発動条件についてお話しました。その条件1として自らの見張り役となるっていう話をしたんですが、この、自らの見張り役となるだけでも十分幸せなんだっていうお話をさせていただいた上で、その十分に幸せな状態のさらに深いところに、魂のプランっていうものがあるんだよとお話しました。で、それにはこの条件2と3、つまり「重要性の引き下げ」と「魂と理性のシンクロ」の2つが必要だっていうお話を続いてさせていただこうということで、今回はですね、2の重要性の引き下げについて、巨人と再会しない生き方っていうことで、お話をさせていただきたいと思います。
で、今回のテーマは「重要性の引き下げ」です。ただ皆さんはこの「重要性の引き下げ」って言葉だけ聞いても、いまいちピンとこないと思うんですけど、何のために重要性の引き下げが必要なのかっていう前提からお話ししますと、幸運の波に乗り続けるために大切なことなんですね、はい。で、前回のお話では、人が幸運であること、人がラッキーであること、幸運であること、そしてそれで満たされて十分に幸せであることっていうのは、とても自然なことっていうお話をしました。
人間が生み出した巨人のエネルギー構造に巻き込まれることのない自分の意識状態です。この意識状態っていうのは、見えない潜在意識から来ているので、意識できる自分の顕在意識だけでなく、見えない潜在意識も含めた、自分のエネルギー状態にきちんと責任を持って、自分自身のエネルギー状態を見張るっていうことに成功したら、人は幸せになるんです。それだけで十分幸せになるし、十分な幸福が与えられて、ここで人生終わっても別に全然いいんですよ。
けど、その先にある、その魂のプランに続いていくためには、やっぱり幸運の波に乗り続けているっていうことが必要になってきます。たとえば、経営ってことについても、一発屋で終わる人とずっと安定的に売上を上げ続ける人っていますよね。一時的にはすごい成果を出しても、それが長く続かない人、あるいは、どんどん必要なエネルギーが増えていく人。たとえば1回目は10のエネルギーで成果が得られたのに、2回目は20かけなきゃ、30かけないとそのエネルギーが集められなくなってどんどん衰退していく人、その幸運の波にありつけたとしても、それを継続できる人と継続できない人があります。
で、皆さんももちろんこの動画をご覧になって、幸福の波に乗れたと。それを、引き寄せる必要も、たぐり寄せる必要もなくて、生きてるだけで自然に幸運の波はやってくるんですけれども、その幸運の波に離れて欲しくないですよね。できればずっとこの波と一緒にいたいですよね。そのために、幸運の波に乗り続けるための必要条件っていうのが、重要性の管理なんです。重要性の管理、はい。今日はこの話をしていきたいと思います。
この波に出会えても、すぐに振り落とされてしまう人っていうのがいます。それはですね、幸運を手にした時にって話なんですけど、この幸運っていうのは、お金の場合もあるし、パートナー、もしかしたら子どもとか、幸せな家庭とか、分からないですけれども、それぞれ皆さんが自分が幸運だと思う波に出会えた時です。この時に、この罠が待ってるんです。
1つめが優越感、優越感。これって逆に言うと劣等感ともセットなんですけれども、つまり、自分は人よりすごい自分は重要な人間だ、みんなよりわたしはすごい、わたしは人より認められているという気持ちですね。で、次の2番目が執着ですね。執着、その自分が出した結果だったりとか、地位みたいなものにすごくこだわってしまう。こだわるとか、「これはわたしのものだ!」みたいな、そういう感じですね。
そして3つめが神格化、こだわりです。これは自分を神格化してしまうっていうこともあるかもしれないし、自分がやってる仕事を、これは誰にもできる仕事じゃないんだみたいな、そういう神格化もあるかもしれないし、こうじゃなきゃダメなんだみたいな、新しい風を全く受け入れない、そういったこだわりもあると思います。次、4つめが罪悪感です。罪悪感。自分だけこんな思いをしていいんだろうかとか、そういう自分は受け取ってはいけないんじゃないかという思いですね。そして5番目が完璧主義、もっとちゃんと、もっとちゃんと、こういういう思いが出てくるんですよ。この12345のこの5つの思いっていうのが、幸運と出会った人の心の中に出てきます。はい。
なので、この5つの気持ちが現れた時に、この重要性の罠っていうものを知らないと、これに飲まれてたちまち巨人に再び支配されるってことなんですよね。で、それにプラス、12345っていう巨人にまたエネルギーを支配されてしまうきっかけとなる気持ちを持つのに加えて、願望というものがあります。願望、えっとですね、あるあるなんですけど、これって。自分の潜在意識だったり、自分自身のエネルギー状態に責任を持つっていうことが、上手にできるようになってきて、自分を見張る、前回お話ししたような、感謝する、待つ、見つめる、そういったことを習慣化できて、自分のことをちゃんと見張ることができるようになった人っていうのは、どんどん願い事をしなくなっていくんですね。願望っていうもの持たなくなってくる。で、この願望っていうのは、「わたしにこれをください」っていう思いですよね。で、「これがないとまずい」っていう気持ちから現れるんです。願望っていうのは、つまり、この1から5の思いがあるから生まれるんです。
じゃあ、何も望んじゃいけないのかっていうと、そういうことじゃないんですよ。たとえば、わたしは今事務所が駅前1分のところにあります。今部屋が3つで、結構インテリアとかもこだわって、すごく居心地いい場所になってます。だけど、わたしが住んでる場所のエリアの近くなので、ローカルな場所なんですね。それをたとえばもっと都会の方に持ちたいな、みたいなね。そういったことは、もちろん願ってもらってもいいんですけれども、都会に事務所を出さないとまずいとかいうのは、ないじゃないですか。それってあの願望っていうよりは、好みというか、願望っていうよりは、単純な自分の目の前のステップ、次のステップはここだなって認識してるだけで、タイミングが来たら移転すると思うんですよ。それって願望じゃないですよね。
願望っていうのは、たとえばいきなりわたしが六本木ヒルズに事務所出すぞって思うみたいなことなんですよ。それってなんで思うのかって言うと、自分がもっと優越したいとか、もっと結果に出したいとか、もっと自分を進化させたいとか、そういうもっと完璧な自分にしたいとか、そういった願望に囚われた時に、願望―――叶えたいという強い思いですよね―――これが強すぎると、たとえばわたしが六本木ヒルズに事務所を出したいっていうふうに思ってしまう。これは巨人にまた再び巻き取られる、思いに絡め取られて思ってしまったってなると、絶対にそこに現れてくるのが、可能性への疑いですよね。あとは、自分にそれはふさわしくないし、あまりにギャップがあるからですね。恐れ。これが出てくるんですよ、絶対。そのギャップが大きすぎる願望っていうものを持ってしまうと、ギャップが大きすぎる願望が出てくるのは、これがあるからなんです。皆さんでもアファメーションすごいしたとか、あの願望実現の動画を見てばかりいるような人っていうのは、巨人の管理ができていないんで、この願望なんですよ。つまりギャップが大きすぎる、現実ではないどこか行きたいっていう望みになってしまってるんです。それっていうのは結局のところ、全くもってバランスを欠いてるんですね。このバランスっていうのがすごく大事です。これも宇宙の法則なんで、偏ったらそれは必ず戻ろうとするんですよ。これがこの重要性―――この重要性の罠から逃れましょうって言ってる意味に、根本的な意味になります。
で。バランスを欠くと何が起こってくるかって言うと、あのこういう5つの思いに絡め取られてバランスを変えてしまうと、何が一番問題かっていうと、選択の自由が狭まるんです。選択の自由が狭まるとも、これもうまくいかないです。なぜなら普通に打席に立てなくなるんで。たとえば、もう本当にどんどんどんどん拡大していって、もっともっと優越していかなきゃだめだってなってしまった時に、売上って普通に波があるので、そういった時に、こうちょっと今待たなきゃいけないなっていう時に、選択の自由が狭まると、うまくいかないんですよ。正解がどこかにあったとしても、自分のこの優越とか劣等感のおかげで、いやそれは自分は選べない。なぜなら自分は重要な人物だから、なぜなら自分の仕事はとても重要だから、みたいなアンバランスな重要性に思考が支配されてると、正解が分かってても、それを選べないっていうことが起きるんですね。
たとえば、大きな会社がコロナの影響を受けて売上が半減しましたてなった時に、あの老舗の会社でお父さんから引き継いたこの会社は、僕が守らないといけない、これ大事な思いかもしれないんですけれども、だからこそ柔軟にもっと別のこと、もっと新しいことを取り入れていこうっていう風になれて、今までと違うやり方を選べたらいいんだけれども、やっぱり今までのやり方こそが1番大事っていうバランスを欠いた考えにとわれてしまうと、優越ですよね、優越とか執着にとらわれてしまうと、最善の選択が取れないと。そういう時1番強いのは、今までの古典的なやり方のいいところと、これからやるべき新しいことにやり方の、どちらに対してもフラットでどちらも選べるっていう状態が1番成功する確率が高いですよね。
ええと、分かりやすい例で言うと、大塚家具さん。ちょっと前に親子喧嘩がありましたけれども、大塚家具ならではの、一組一組接客して1つ1つの家具をきちんと説明して、割と高単価の家具をまとめて買ってもらうというやり方ですね、これは大塚家具が今まで繁栄してきた1つのやり方ですよね。もう1つが娘さんがやりたいとお話しされていた、あのイケヤみたいなねショールーム型の割とリーズナブルな家具販売を展開していくやり方、ここでぶつかった。で、その時にあの2人が2人で力を合わせて、伝統的なところを残しつつ、今のそのショールーム型のイケヤさんのようないいところを交えつつっていう風に、執着や優越といったものから開放された状態で戦略を考えることができれば、きっと一番いい大塚家具さんにとっての選択ができたと思うんですよね。なので、幸運を手にした時に、この優越感、執着、神格化、罪悪感、完璧指向といった思いに取られてしまうと、とにかく自由が狭まってしまうので、うまくいかない。
で、なぜこれを手放すことが大事なのかって言うと、ここに選択の自由って書いてある通り、選択の自由を手放さないことがすごく大事なんですよ。選択の自由を手放さない。これがもうめちゃくちゃ大事なわけですね。選択の自由、幸運と出会った時に、ついついこの選択の自由を手放してしまって、どんどん自分がつけてきた付加価値や強い意義に絡め取られてしまって失敗しちゃうとか、もうすぐダメになっちゃうみたいなことっていうのが起きます。ブッダはこのことに関してこう表現していました。「欲望に制限をかけなさい」と。わたしは風水師なので、東洋哲学を生活にかなり身近なところでよく使うんですけれども、それは調和、いわゆる大過(たいか)しないってことなんですよね。大過しないっていうのは、やりすぎない、思いすぎない。思いも一緒です。
なので、この欲望に制限をかけるっていうことが、わたしたちが自分を見張ることに成功した後に、めちゃめちゃ重要なことなんですけど、これを1つ1つ自分に、こうあの見張っていって今優越感、わたし感じたんちゃうかとかね、わたし今自分のこと神格がしてないみたいな風に考えるの大変じゃないですか。だからこの1から5プラス、願望の降下ね。あの願望は、強すぎる願望がダメなだけで、今度はこうしたいなとか、明日は肉じゃが食べたいなみたいな、その自分の好みを発揮するのは全然問題ないんですよ。今ではないどこかにワープしたいっていうような思いの願望のことをさしています。それを願望の降下ってわたしは今呼んでるんですけれども、1から5、プラス願望の降下。これを一気に解決する方法があります。重要性を引き下げる―――つまり欲望に制限をかけるっていうことで、選択の自由を手放さないでいられて一気に解決する方法が何なのかって言うと、それが重要性の引き下げなんです。重要性を引き下げるということなんですね。で、この重要性を引き下げるっていうこと。じゃ、どうやったらっていう前に、もうちょっと重要性について詳しく説明してからこの続きに行きたいと思います。
で、何の重要性を引き下げるのか、何を引き下げるのかって言うと、自分や他人や仕事の環境のっていう風に言えます。で、この自分の重要性を引き下げるってなった時に、皆さん頭の中でついついごっちゃにして、自分を貶めるとか、自分は重要じゃないみたいな、自分を下げるみたいな感覚で、自分が重要ではない人間であるかのように振る舞わなきゃいけない、みたいな風に混同しちゃう人がいるんですよ。けれども、そういうことではなくて、重要性は引き下げても、自分の価値は信じるんですよ。ここをきちんと分けて考えることに成功して欲しいんです。自分の価値は信じるから、重要性を引き下げることができるっていうことなんです。何があっても、どんな時でも、どんな状態でも自分はすでに完璧で、それは永遠に続くことだっていう確信があるから、重要性を引き下げることができるという、そういうことなんです。
重要性を引き下げるっていう話で言うと、もう1つ補足的にお伝えしたいことが、過剰な感情―――これ幸せと出会った後ですよ―――感情や心労は重要性を与えてしまった結果なんです。だから、幸せになった後に苦しくなってしまう人、うまくいかなくなってしまう人っていうのは、重要性を与えてしまったがために、自分が得た幸運だったりとか自分自身の仕事、自分自身家族そういったものに、必要以上の意義を与えてしまったが故に、自分が苦しくなるっていうことなんですね。この与えてしまったら、どうなってくるかっていうと、コントロールしなきゃいけない、重要だからもっとコントロールしなきゃいけない、もっと管理しなきゃいけない、もっと見張らなきゃいけない、もっともっともっとっていう風になってコントロールが必要になってくるっていう発想。
そしてもう1つが支配したいという欲求ですね。コントロールと似てるんですけれども、もっと自分に分かるようにしたいもっと自分の好きなようにしたい、そういった欲求が結局巨人に絡め取られていくと。巨人に絡め取られると、またその構造に搾取されるので、自分の幸せっていうのがどんどん遠のいていくんですよ。客観的にはもしかしたら売上大きくなってたとしても、影響力も大きくなっていたとしても、当の本人は、巨人に絡め取られちゃっているので、全然幸せじゃないっていうことになっていくんですよ。
なので、もうちょっと重要性を―――やっぱりこれをきちんと理解して欲しいので、言葉を換えてもう1回説明すると、幸福と出会った後に、自分や他人や仕事などに―――これ大事ですよ―――必要以上の意義を与えた時、与えた時に、幸福は終わる。はい、繰り返しますよ。過剰な感情や心労は、重要性を与えた結果なんです。それはつまりどういうことかって言うと、幸福と出会った後に、自分や他人や仕事などに必要以上の意義を与えた時、幸福は終わる。もう、イメージで言うと、燃費がどんどん悪くなっていっちゃうんですよ。
わたし、この話でいつも思い浮かべるのが、クックパッドさんの経営なんです。わたしクックパッドさんの株を実は持ってて、いくらぐらい600円ぐらい時に買ったのが今もう下がりに下がって100円台になっちゃったんですよね。それは全然いいんですけれども、クックパッドって、そのレシピサイトとしてものすごいユーザーとレシピ数を抱えて、ものすごい付加価値のある会社だったんですね。で、それを外部の優秀な経営者を引っ張ってきてえクックパッドの社長にしたら、ものすごいやっぱり彼よくできる経営者で、どんどんどんどんクックパッドの経営をうまくいっていったんですね。でその中でそのこのプラットフォームと会員を生かしてもっと こう生活、食だけじゃなくて、生活とか冠婚葬祭とかねそういったことも巻き込んでいこうっていう経営展開にしていって、確かにクックパッドはすごい伸びていったんですよね。そこで株の半分近く持ってたオーナー社長―――つまり、クックパッドの創業者が「いや、食にこだわれ、レシピにこだわれ」っていうので、その雇ってきた経営者と意見が分かれてクビにしちゃって、経営陣も全部入れ替えたんですね。で、そのレシピに特化しろっていうこだわりですよね。あとやっぱりその執着で、それをあの経営者を外に放り出した優越、そういったものがあるかもしれないです。けれどもどんどんどんどんそこから会員数もどんどん減っていって、今株まだ上場廃止してないだけありがたいんですけれども、そういう状態であると。それがわたしのそう「レシピこそにこだわれ」っていうことが必要以上の意義だった可能性があるなって思うんですね。でレシピはレシピをすごく大切に扱うとか、こだわりをすべて捨てろっていうことではないんですよ。大事だと思ってその上で、いろんな選択肢を検討して、どっちでもいいけど、どっちがいいかなって考える隙間もなく、食なんだ絶対レシピなんだっていう風に、排除してしまったがゆえの、今の現状なんじゃないかな。こういう例って実はいっぱいあって。
たとえばですよ、仕事さえうまくいけばいい。子どもさえ幸せであればいい、お金さえあればいい、わたしの仕事は特別だ、わたしは重要な人物だ、離婚さえしなければいい・・・こういった感じのフレーズですよね。そう、これがいわゆる重要性を与えてバランスを欠いてしまいがちなもの。たとえば、仕事さえうまくいけばいい、仕事さえやればいいんだって言って家庭をおろかにする、パートナーをおろそかにする、そういったことも、もちろんこの重要性の罠に含まれますし、子どもさえ幸せだったらそれでいいっていうのも、子どもっていうのはね、必要以上の意義とはならないかもしれないですけれども、子どもさえ幸せであれば自分のことはどうだっていい、仕事のことはどうだっていいっていうのもバランスを非常に欠いてる。あと、お金さえあればいいもそうですよね。お金さえ稼げれば何をしたっていいのかっていう話もあります。あと、わたしは重要な人物だ。これもありますよね。どういう風に扱われるかにすごいこだわっちゃうとか、自分が受け入れられてるかどうかに、ものすごいこだわってしまう。で、これでどんどん選択の幅が狭まっていって、人気がなくなっちゃうとかね。そういったことはよくあると思います。
で、ここでもうちょっと重要性の例っていうのを出してみたいと思うんですが、分かりやすいものがいいですね。こういうようなこと皆さんのね、本当にあると思うんですけど、たとえば、お仕事さえちゃんとやっとけばいいんだっていうのも、バランス欠いてて、仕事ばっかりにこだわってね、自分ごまかして、外で恋人も作って、家庭のことをずっとないがしろにしていくと。どんどん本人は幸せじゃなくなっていきますよね、周りの人もどんどん幸せじゃなくなっていく。こういう感じです。たとえばなんですけれども、あのもうちょっと身近な例で言うと、彼はわたしにこう振る舞うべきだ、たとえば彼氏ができましたと、で、彼氏がすごく自分に優しいと。彼氏はいつもわたしにこう優しく振る舞うべきだ、これは彼の振る舞いに、彼の振る舞いに重要性を持たせ、必要以上の意義を持たせすぎているんですよ。それは同時に自分の扱われ方ですよね。それに必要上の意義を持たせている。
で次が、たとえば仲良くなくてはいけないとかもそうですよね。仲良くなきゃいけない。仲良くなきゃいけないって、仲いいっていうことばかりに重要度を持たせて、そこに必要以上に意義を持たせた場合に、「仲いいってどういうこと?」みたいなね、とにかく仲良く見える自分たちじゃなきゃいけない、仲いい夫婦を演じるみたいなことになっていって、バランスを欠いていくと。たとえば「セックスレスはダメ」みたいなこともそうですよね。その、いわゆる性行為、夫婦間の性行為に必要以上の意義を持たせてしまったと。で、こうなってくると、これ分かれるんですよ。彼はこうわたしにこう振る舞うべきだって言うと、それはそう振る舞うべきでは別にないっていう風にバランスを取っていくので、どんどん彼に冷たくされるようになってくる。仲良くなくてはいけないって考えると仲悪くなっていくし、セックスレスはダメだって思ってる人は、どんどんセックスレスになっていくということなんですよね。
じゃあどうしたらいいのかって言うと、意義を持たせすぎるからダメなんですよ。その彼はわたしにこう振る舞うべきだっていうところに自分がこだわりすぎてるなって思ったら、単純に、彼はなぜそう振る舞ったのかっていうことが考えられるわけですよ。自由度が広がるんで、考えの幅のね。重要度に支配されていると、そこを考えることができなくなるんです。分かります?この思考の選択の自由が狭まってしまう。で、仲良くなきゃいけないっていうのも、「仲がいいというのはどういうこと?」っていうことを考える自由があるんです。で、たとえば、わたしの中で仲いいっていうのは、もう一緒にいる、もうこれが仲良しの定義にしてるんです。なんか話をするとか一緒に出かけるとか、何か外側の人に対して納得できる証明をしなくてはいけないみたいな感覚が訪れたら、それも重要性の罠です。既に自分が仲いいと思ってたら、もうそれでいいじゃん。で、えっとこの3つ目に関しては、なぜダメなのかっていうことを考えることができたりとか、そもそもお互いしたいのか、自分はしたいのか、相手はしたいのか、みたいなことをちゃんと考えていけるんですよ。で、そういうことを考えられなくなっちゃうんですよ。レスっていうことは、わたし愛されてないんだと。レスていうことは、わたしは女として半分の価値なんだみたいなね、そういう風に自分の考えの幅がすごく狭くなって、破壊的な思考に走っていってしまう。けど、そこの重要性の罠っていうのを、フラットにおいて考えてみると、わたしはしたいのかとか、相手はしたくないのかとか、そうフラットに考えられるんですよね。
これはもう結局どうしなきゃいけないかって言うと、気づいた段階で意識的に1つ1つ引き下げなきゃいけないんですよね。たとえば、他にも分かりやすいので言うと、母とはいつでも笑顔で子どもたちを常に見守ってあげなきゃいけない。これも行きすぎた重要意義ですよね。で、わたしとしては母っていうのは、家に帰ってくるそれだけでも母としては完璧ぐらいのに引き下げてるんですよ、意識して。あとは結婚とはとかね。結婚とはそういったもので、どんどんハードルがどんどん高まっていって重要性がバランスを欠いてるなっていうものがあれば、それ意識してどっちでもいいかもしれないっていう風に引き下げていくんですね。これは、めっちゃ大事なことなんです、本当に。
たとえば、わたしの分かりやすい例で言うと、わたしは仕事がやっぱすごく好きなので、仕事しょっちゅうしてるんですよ。で、そうなってくるとやっぱり女性で多いのが、母としてどうなんだみたいなね。で母としての子どもにすごく時間や手をかけて向き合っていくっていうことが、母としてすごく大事であるっていうのが、これがいわゆる必要以上の意義を母っていうものに与えてしまっているなっていう風に気づくわけです。で、実際には、母っていうのはどこまであればいいのかっていうのを自分で決めるわけですね。母とは、わたしの中での母の基準っていうのは、きちんと家に帰ってきて、殴らない、好きだよっていうこの3つが達成させれば、わたしとしては母としてはもうOKなんだっていう風に制限をかけていくんですよ。自分がしなきゃいけないという義務だったりとか、自分がやらなきゃいけないと思うものに対して、制限をかけていく。こういう風に重要だ重要だって思えば思う思うほど、それを修正させられるような出来事っていうのが起こってくるんですね。つまり幸運が逃げていくってことです。でこの重要性っていうのは、必ず外的なモチベーションなんですよ、だから思わされるものなんですね。で、そうなってくると、たとえば、本当は彼がわたし部屋とかに入る時に毎回ドアを開けてくれてもくれなくてもどっちでもいいと本当は思ってるのに、レディファーストこそが女が大切に扱われている証明だっていう思い込み、必要以上の重要性を与えてしまったがゆえに、「なんで開けてくれなかったの」っていう無駄な喧嘩をするみたいなことが起きるわけなんですよ。
でそれを外的なモチベーションとして思わされてる。そのモチベーションを「本当はわたしはどう思ってる?」または「どう思いたい?」を繰り返す。この内的な実態の方にフォーカスするんです。大事なことは重要性を下げるっていうことは、価値を見るっていうことは、全く別っていうことなんですよ。つまりそれらを自分の価値の証明に使わないってことですよね。外の世界を自分の価値の証明に使わない、これがめちゃくちゃ大事なことです。で、このいろんな重要性を下げれば、その幸せはいつまでも続きます。で、まあね、ちょっと細かく重要性っていうことを分かってもらうために、この必要以上の意義ってたとえばどんな例かなっていうことで、いくつか上げさせてもらったんですけれども、こういう思いが出てきた時に気をつけてねということとか、たとえば、超分かりやすいように恋愛のテーマみたいなものを活用したんですけれども、あのもっと分かりやすく重要性引き下げるコツっていうのがあります。重要性を引き下げるためのコツなんです。
重要性を引き下げるコツですけれども、まず1つめが「最高に幸せな最悪を想定する。」これを考えておくっていうのは、重要性を引き下げるために非常に重要なことです。で、わたしにとって重要性あの必要上の意義が与えられがちなことって、お金なんですね。お金さえあればってわたしすぐ考えちゃうんです。お金さえあればって考えちゃうから、お金がなくなることが不安なんで、お金のこと追いかけちゃうんですよね、ついつい。
で、これが自分に自分の思考の癖としてよくやりがちだなって思うので、わたしはこの最高に幸せな最悪をお金に関して想定するっていうことをやってます。これ、具体的にどういう風に想定してるかって言うと、わたしの場合は、わたしがすごく好きな街が四国にあるんですよ。そこの街って中古一戸建てが150万とか200万円ぐらいで売ってるんですね。そこら辺の海には魚とか魚介とかがウヨウヨいて、釣り竿を垂らすと何でも釣れるんですよね。もう魚介なんかめちゃくちゃ安く売ってるし、しかもどれもが新鮮ですすごく美味しい。海も綺麗だし山もあっても最高なんです。だから、わたしがもし自分の仕事を何もかもすべて失って、今の子どもの学校も続けて行かせてやることもできない、親の面倒もこれ以上見れないってなったら、その街に引っ越して、その中古の一戸建てを買って生きていけば、どうにか絶対やっていけるなと。しかもそのわざわざ旅行で何回も行くほど好きな街で、自然がいっぱいで、何でも食べ物が美味しい。その場所だから、もうお金かけずに絶対幸せに暮らしていけるんですよ。ネットあるし、なんかもう1つ別のネットを使ったビジネスをやれば、絶対食うには困らないだろうと。だから、今すぐ自分の仕事にまつわる機会すべて失ったとしても、その水準の幸せは担保されてるっていう防波堤を作っておくんです。これがあることで、お金こそが重要っていう思いに絡め取られずに済むんですよ。だから、今すぐあの生活、たとえばわたしなんか2016〜17年頃は、極貧の借金暮らしだったわけなんですけれども、今すぐあの日のわたしの状況に戻されてもいいって思えるんですよ。わたしがその村に移動するお金さえないとかなっても、1ヶ月バイトでもすれば稼げるじゃないですか。だから大丈夫っていう風に思えるんですね。この愛の防波堤っていうのを心の中に作っておく。
そして、2番めは、結婚も子育ても家事も仕事も、何でもそうなんですけど、何かどこか所属してることから何から「いつでもやめていいことにする」。これもめっちゃ重要です。いつでもやめてもいい。苦しくなったらやめればいいていう風に思っておくっていうのは、めっちゃ重要です。で、たとえば、子育てとかそういう物理的にどうしても無理なやつに関しては、最悪こうしようみたいな、最悪、実家に何日か預けようとか、何でもいいですけれども、やり続けなければいけない、誰かの期待に答えなきゃいけない、これをやめたら悲しむ人がいるっていうことを信用しない。いつでもやめていいんです、何でも。これを肚に落とさないと、重要性引き下がらないんですよ。どうしても今やってる仕事に執着してしまったり、自分がどう扱われるかっていうことにフォーカスしちゃったりするんですよね。
で、その次3番目が「成り行きに任せる」。これ、覚えておいて欲しいんですけど、成り行きに任せことが最も効率的なんですよ。これは、老子の本とか読むとよく分かります。老子は無為自然の法則って言って、何もするなっていうことを常に言うんですね。物事が成っていくその流れの方を見て見ていれば、自分が何をすべきか分かるし、無理するな、わけもなく移動するな、わけもなく学ぶな、みたいなことを老子は言ってます。で、この成り行きに任せるっていうこともすごく大事な考え方ですね。
で、次4番目、これもとっても大事で「常に一番簡単な方法を選ぶ」。重要性が高まってくると、大変な思いをわざわざしたくなったりとか、苦労したくなったりとか、その自分の頑張りみたいなものを誰かに見せたくなったりするわけですよね。そうではなくて、常に一番簡単な方を選ぶんです。重要性が下がってくると、この1234が平気でできるようになってくるんですよ。で、逆に言うとこれができなさそうな時は、巨人がもうそこまで来てます。だから、そういう時は、やっぱり1回距離を置いて、その仕事とか自分がこれは絶対に大事なんだって思ってしまってることから距離を置いて、たとえば自分がど扱われ、自分がもう立派な人だと思われなきゃいけない、すごくちゃんとした人だと思わなきゃいけない、めっちゃそのいい人だと思わなきゃいけないっていうことも、過剰な意義ですよね。自分が自分に与えてしまった過剰な意義ってなった時に、やっぱそれを緩ませる。人からどう思われたって大丈夫とかね、たとえちょっと自分の変なとこ見せても平気だ。平気だっていうことよりも、たとえ変なやつやなって思われても、自分は完璧だって思うようにするんです。
決して―――皆さん覚えておいてくださいね―――決して重要性に長じた悩みを克服しようとしてはダメ!これも先ほど言ったように、巨人のとの戦いに巻き込まれたら絶対敗北するので、重要性―――自分が重要性を与えてしまったがゆえに、たとえばさっきのレディファーストですよね。うちの彼がドアを開けてくれないってなった時に、自分は大事にされてないって思う必要以上の意義に絡め取られて、彼と仲が悪くなりそうになった時に、ドアを開けさせるっていう頑張りは絶対しちゃいけないんですよ。いけないんです。
この重要性を引き下げるコツを、すんなり思えるようにするための大事な前提っていうのは、「自分は、すでに、何があっても完璧。」これです。その自分の重要性を下げるっていうことは、自分の価値を信じるっていうことと一緒なんですよ。なぜか、幸運が訪れた直後に忘れちゃうんですよ。これ、なんでかわからないんですけど、脅かされちゃうんですよ。だから、自分は何があっても今手元にあるこれが失われても、こういう風に人に思われても、これがバレても、何があっても、自分は完璧なんだと。掛け替えがない唯一無理の存在なやと。やっぱこれを腑に落とさないとだめですね、重要性を引き下げるためには。
この、重要性に絡め取られるとまず起きてくることを説明すると、自分や結果にばかり注目してしまうと。だから、自分は今どう思われてるか、自分はちゃんと客観的にいい感じかどうか、自分の立ち位置はどうだ、自分の評価はどうだみたいなことばかりに目がいく。あるいはいくら売り上げた、何件手に入れた、集客はなんぼだ、みたいなね。そういう結果と自分の客観的評価にばかりに目を取られてしまうと、それはもうすでにだいぶ近くまで巨人が来てしまっている。そうじゃなくて、そうではなく、日々の「幸運の流れ」をコントロールしない、成り行きに注目する。さっきお伝えした通り、ちょっと自分から少し離れた方がいいんですよ。自分をリースに出してる感覚、自分を貸し出してる感覚っていう風になって、日々の成り行きに注目する。これが大事です。重要性からの脱却。だからドラマに飲まれるとかは重要性のことですよね。手応えがが欲しくなったりしてももうそれは要注意です。それ結局何なんかって言うと、「流れに身を任せましょう」ってことなんですよ。流れをコントロールしない。
この、自分に幸福がどんどん訪れてきて、この重要性を引き下げるってことに成功して、過剰な意義みたいなものを何にも与えずに、すでにフラットに何でも選べる状態になった時に、先ほどもお伝えた通り、理想としては、自分をリースしている感覚で外から自分を眺める。この重要性が引き下がってくると。それがどんどん上手にできてきます。そうなってくるともう1つの意識みたいなものがどんどん育まれてきます。この流れに身を任せることができて、自分をリースしている感覚―――もう1つの意識みたいなのが湧いてくると、どういう自意識になってくるかっていうことなんですけど、重要性から解き放たれたあなたは、自分自身がゲームの決まりを定め、自分次第で、難しさも簡単さも選べることに気がつくことができます。
だけど、その重要性の罠に絡め取られてしまうと、そういう風に、簡単にするのも難しくするとも自分次第だとは思えないんですよ。逆に言うと、思えてないからこそ重要性みたいなものを感じてしまうのかもしれないです。これが見張り役の上級です。③でお話しした自分自身の見張り役のもうちょっと上のレベルみたいな感じ。これが、皆さんいつになるかわかんないですけど、いつかふっと理解できる時が来るんですよ。「本当にそうかもしれん」「本当にそうだったわ」みたいな。で、これが腑に落ちたら、もう何も考えなくていいです。自分次第で難しさも簡単も選べるっていうことは―――分かんないですよ、あえて自分は手応えの難しい方を選びたいっていう人は、それでもいいと思うんですけど。大体の人は、厄介な問題のない、何でも簡単に解決、実行、実現できる気軽な世界線を選んでもいいわけです。これでいけない気がするでしょ?普通に生きてたら。これね、選んでいいんですよ。
重要性の引き下げっていうのも、原理原則の奨めっていう講座でかなり詳しくやるんですけど、たとえばこんな例がありました。旦那さんに受け入れてもらってないという風に感じる女性がおられたんですね。受け入れられるってどういうことなんだろうっていうことですよね。受け入れられるっていうことに対して、必要以上の意義を与えてしまっていると。受け入れられるとは、横にいてすべての感情を受け止めて理解できるよと言って慰めてくれるみたいなことが受け入れるであると。そういう態度に対して必要以上の意義を与えてしまって仲直りできないとか、パートナーのいいところが見れなくなってるとか、そういった状況に陥ってる時に、その必要以上に与えてしまってる意義の方を引き下げるっていうことを、意識してやらなきゃいけないんですよ。そうなってくると、受け入れるっていうことは、隣にいて追い出されないとか、隣にいて出ていって消えないとか、その視点でも受け入れられているということでもいいじゃないかみたいな。で、こうやって聞いた時に、自分を粗末にしてるとかそういう風に感じちゃう人は、すでにかなり重要性の罠に絡め取られてしまっています。その重要性の罠っていうの1つ1つ丁寧に外していくと、どんどんどんどんフラットになっていって、ここに目覚めていきます。これに気がついたら、もう本当に何も考えなくて良くなるんですよ。
それで、たった1つだけ―――この重要性の概念引き下げるっていうことの概念伝えるの本当難しいんで、いろんなことをまわりくどく説明したんですけれども、これ本当に大事で―――やるべきことはたった1つ「今の生活を、毎日愛し、満たされること」この意識に目覚めて、これをしている間は、もう絶対に幸運の波は止まらないです。だから、幸運がやってきた時に、自分の気持ちがすごくモヤモヤしたりとか不安になってきたりとか、不安定だなって感じた時に、自分を客観的に見て、わたしは何に必要以上の意義を与えてしまっているんだろうって考えるんですね。わたしがどうなのかっていうところにすべて中心を置かなきゃいけないのに、外側の物事がどう動くかで自分の価値や評価や実態が決まると思い込まされている。それは一体何なのかっていうことを、見抜いていかなきゃいけないんですね。そうすれば幸運の波は止まらない。お金もちろんあります、悪いことも起きなくなります。悪いことっていう認識ができなくなっていくっていう感覚に近いかもしれないです。その幸運の波は止まらない。
で、あとはただ待ってるだけでいいんですね。これも願いをどんどん自分で叶えていけた人がよく言うんですけれども、あなたの夢がが叶う時、それはあなたにとって、普通の当たり前のことである。今まで自分の夢みたいなものを叶えたりとか勝ち取ったっていう経験がある人って、もちろん中には劇的なシンデレラストーリーみたいなことを経験した人もいるかもしれないんだけれども、気がついたらそうなってたっていう風な言い方される方がすごく多いんですよね。それはなぜかって言うと、その今の生活を毎日やっていく延長性上にそれがあるっていう確信の中で、ただ1日1日を進めているだけなんですよ。この重要性からきちんと解き放たれて、自分が自分をちゃんと見張ってね、いい状態でいることで訪れてきた幸運を、ちゃんと自分のとこに留めておくことができるようになると。
それで次、なんとですね、これがちゃんとできて、次に現れるのが、魂のプランなんですよ。魂のプラン、その魂の達成みたいなことって、別にやらなきゃいけないことじゃないです。行きたい人だけ行けばいいレベルの話であって、別にレベルも上も下もないです。ただそういうこともできるっていう話なんですね。先ほど話した①の自分をちゃんと見張るだけでも、十分人間幸せに、十分満足に生きていけるんですよ。
だけど、そうやって自分自身が全部決めているんだなっていうことが腑に落ちて、重要性っていうものに絡め取られなくなってくると、魂っていうものが分かってくるんですね。その仕事してたりとか何かこう芸能活動したりとか芸術活動してたりしてると、やっぱりこの魂のプランを使いこなして、この魂を用いて作ったものっていうのは、紛れもなく価値が高いんですよ。世界中に届くし、なんと最終的にはわたしたちを搾取し振り回してくる巨人さえも従属していくようになります。あなたの言うことを聞くようになっていく。で、そのもう1つ上の次元―――次元って言ったらなんか低次元、高次元みたいな話であれなんですけれども、何か自分自己実現をしたいなとか、何か自分を表現することをしたいなっていう人に関しては、このもう1つ上の、魂のプランのところまで是非聞いていただいて、人生をもっと楽しく面白くやっていけたらなという風に思ってます。
なので、今日はこの重要性の引き下げっていう話をしました。皆さんのところに幸運がやってくるっていうのは、それ非常に自然なことで、当たり前のことだっていう話をしました。ただ自分のところにその幸運を止めておくことができる人は、やっぱり少ないんですね。まだそのその自分のところにこをとめておくことができる人が実現できてる何なのかっていうと、この重要性の引き下げなんです。
重要性の引き下げのためには、この4つですよね。
①最高に幸せな最悪を想定しておく
②いつでもやめていいことを腹に落としておく
③基本的に成り行きにすべて任せる
④一番簡単な道を選ぶようにする
これを意識していると、皆さんの中で重要性っていうのがどんどんどんどん消えていって、あるのは自分の中で自分の内的な価値だけ、自分の存在そのものの価値、自分が自分以外のものに対して感じる価値それだけで判断していけるようになれば、巨人はですね、もうあなたに手出しできなくなっちゃうんですね。そうなってくると、次に魂のプランっていうものが現れる。
で、次の第6講座では、このさらなる魂のプランを使いこなすっていうことについてお話をして、まとめとさせていただきたいと思います。なので皆さん是非ね、①だけでも大丈夫です、自分自身をちゃんと見張る、ここまでの習慣だけでも十分にめちゃくちゃ幸せになれるんですけれども、さらに継続させたい、それをさらに自分の元から離れていかないようにしたいっていうことであれば、この重要性っていうことを1回考えてみて欲しいなっていう風に思います。そして最後に、この魂のプランのお話を次回させていただきたいと思います。
じゃ今日はちょっと長くなっちゃって、もしかして分からないこともあるかなって心配なんですけれども、コメント欄を自由に質問に使ってもらっていいので、すべて回答しますので、コメントを残していただけたらなという風に思います。参考になった方は高評価、そしてチャンネル登録、コメントいただいたりとか、あとはシェアとかしていただけるととっても嬉しいです。励みになります。これからも面白い講座どんどん撮っていきたいと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いします。じゃ今日はここまで。じゃあね。
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(引用ここまで)
明日はケシーさんの『現実創造の掟』完結編で、
今日ご紹介した5本目の続編にあたる、
6本め「魂のプランを使いこなす」講義録を
お届けする予定です。
【テーマに関連する参考過去記事】
・響月ケシーさんの著書、動画のご紹介(その1)
・毎日の生活の中に自分で光を当てる鍛錬を(響月ケシーさんのYouTube動画より)
・天の時、地の利、人の和———運気を高める三才(響月ケシーさんのYouTube動画より)①
・天の時、地の利、人の和———運気を高める三才(響月ケシーさんのYouTube動画より)②
・もともと知っているのなら、なぜわたしたちは本を読むのですか?
・読む力を身につけるにはどうしたらいいですか?(その3・最終回)
・自分の心を観察し続け、問い続ける姿勢こそ「学ぶ力」のもと(つぶやき考現学・番外編6)