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TBSドラマ『逃げ恥』名セリフ&名場面集(その44)

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TBSドラマ『逃げ恥』名セリフ&名場面集(その44)

TBSドラマ『逃げ恥』名セリフ&名場面集(その44)

2026/03/25

2/10からこのブログでは、

TBSドラマ『逃げ恥』名セリフ&名場面集を

お届けしているんですが、

この記事で44回目になりました。

 

敢えてストーリーがはっきりわからないように、

1話につき1シーンずつ順番に引用して

ランダムに紹介し、

わたしなりのコメントを記しています。

 

『逃げ恥』は最終回の視聴率が20%を超え、

ギャラクシー賞やドラマ・アカデミー賞など、

2016年度に日本国内で放映された

TVドラマに与えられる

名だたる数々の賞を総なめにしました。


また、主題歌による恋ダンスの大ブレイクなど

〝社会現象〟と言われるほど、

大ヒットした名作ドラマではありますが、

今はアマプラなどで手軽に視聴できますから、

観たことがない方も、

この記事にアクセスされたことを契機に

是非ご覧になってみて下さい。

 

3/15から四巡目に入って今日は最終回、

第11話の中盤にさしかかった

25分ちょっと過ぎたあたりで、

風見涼太と五十嵐杏奈が

レストランで話しているシーンを。

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〔レストラン(ビストロヴァンブリュレ表参道)にて〕

風見:今日はきちんと言おうと思った。ぼくが五十嵐さんを好きになることは、絶対にない。

五十嵐:絶対ですか……

風見:キミとぼくは、似てるように思う。

五十嵐:

風見:男に消費されるくらいなら、消費してやろうって発想。男と女なんて所詮その程度のものだから、都合良く楽しめばいい。そう思ってるんじゃないかな。

五十嵐:……

風見:男女は違えど、ぼくにも覚えがある。

五十嵐:……わかるなら話が早いです。わたしたち、お似合いだと思いませんか?

風見:以前ならね。

五十嵐:

風見:なんと、十数年ぶりに恋をしたんだ。

五十嵐:……

風見:自分でも滑稽なくらい、一人の人を、思ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TVドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』第11話より

 

COMMENT:このドラマには、主役のみくりと平匡だけでなく、そのまわりにいろんなカップルが登場します。みくりの両親夫妻、兄夫婦、平匡の両親夫妻など。やっさんは旦那の浮気が元で離婚しシングルマザーに。風見と五十嵐はカップルではありませんが、五十嵐は合コンで知り合った風見にガンガン迫ってくる攻めの女性で、風見から「ポジティブ・モンスター」のあだ名を付けられることに。でも、どんなカップルのあり方が良いのかなんて正解はどこにもないんですね。

 

(その28)の記事で、「自分の気持ちがよくわからない」と言っていた風見も、このシーンでは五十嵐のアプローチをキッパリ断り、百合のことを恋愛相手として意識し始めたことを話しています。「自分でも滑稽なくらい、一人の人を、思ってる。」という風見のセリフには、自分を客観的に捉えようとしている姿勢が垣間見えますね。昨日投稿した(その43)の記事で百合と風見のやり取りを紹介しましたが、あのような対話的なやりとりを経て、自分の気持ちがわかってくるわけで。

 

行動しないうちから正解を探そうとしてしまうのはなぜでしょうか。わたしたちは学校などでさまざまなことを教えられてきました。でも、正しさというのは絶対無二のものでなく、時によって、人によって、場によって変わってしまう相対的なものです。人間が大脳を獲得したことで得た知性は〝諸刃の剣〟であって、メリットばかりではありません。(その38)の記事で、「言葉は区別する働きが本質」という話を書きましたが、善し悪しの区別や正しさばかりに囚われ、自分の正しさを守ろうとしてしまうと、十年一日のごとく変化成長のない化石のような人生が待っていることでしょう。そういう人生を送りたいですか?

 

いのちというのは、変化することが本質なんです。だから、行動せずに正解なんて見つからなくてアタリマエなんですね。人それぞれにあれこれ迷いながら失敗し、うまく行かないなかでいろいろ模索するうちに、自分の道はあとから見えてくるものではないかと。しかもその道は唯一無二でなく無数にあって、世間の常識に縛られている窮屈さというのも、結局のところその多くは、自分がつくっているおもいこみに囚われているだけなのですから。

 

「井上さんはなぜTVドラマ『逃げ恥』のシーンを毎日投稿しているんですか?」と聞いて下さる方があるんですが、その理由については(その1)の記事に記したコメントをお読みください。そもそもの発端となったのは、わたしがドラマ『逃げ恥』を見始めたタイミングと、NHK-Eテレの番組「100分de名著」で吉本隆明さんの『共同幻想論』を採り上げたタイミングが重なって、『逃げ恥』名セリフ&名場面集を2020年夏頃からFacebookに毎日投稿し始めたことでした。


『共同幻想論』は戦後日本で最も難解とされている書物ですが、ドラマ『逃げ恥』を繰り返し観ているうちに、吉本さんの言われる3つの幻想領域(「個人幻想」「対幻想」「共同幻想」)の特徴とつながりがスッと理解できるようになったばかりか、ガッキーと源さんはもしかすると結婚するんじゃないかという予感が2020年秋頃からわたしの中に芽生え始め、皆さんご存知のとおり2021年5月にはそれが現実になったということがあったからです。これについては7回に分けて詳しく書いたので、未読の方は以下の7記事をどうぞ。

ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ(その1)
ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ(その2)
ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ(その3)
ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ(その4)

ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ(その5)

ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ(その6)

ガッキーと源さんの結婚を予感していたわけ(その7)


また、吉本さんの3つの幻想領域についてはタグ吉本隆明を付した記事にいろいろ書いていますが、100記事以上あってそれらをすべて読み解こうとするのはかなり骨が折れるでしょうから、ドラマ逃げ恥のセリフを使いながら「個人幻想」「対幻想」「共同幻想」の違いを説明している次の記事が分かりやすいかもしれません。
3つの幻想領域の〝次元が違う〟ってどういうことですか?
 

 

この名セリフ&名場面集で紹介しているセリフは、2020年に放映された『逃げ恥・ムズキュン特別編』を土台に、野木亜紀子さんの『逃げ恥シナリオブック』を参考にしています。また、さらに詳しく知りたいという物好きなお方(笑)は、次の記事をはじめとしてタグ「逃げ恥」を付している過去記事等(とくに2021~2022年に投稿)を適宜アクセスください。
ドラマ逃げ恥「平匡さんの自由意志です。どうしますか?」(「今日の名言・その13」)

TVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」原作マンガ(全11巻)のこと

『脚本家・野木亜紀子の時代』を読み始めています

 

今日で四巡目が終了しました。

また第1話に戻って

明日からは五巡目がスタートします。(^^)/

 

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