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起業のポイント・その1「自前の情報メディアをもつ」

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起業のポイント・その1「自前の情報メディアをもつ」

起業のポイント・その1「自前の情報メディアをもつ」

2022/08/11

木曜はマネジメント関連の話題を投稿しています。

 

いま、寺子屋塾の中村教室がある建物の2階には、

いわゆるベンチャービジネスとしての起業ではなく、

地域課題、社会課題にアプローチする

じぶんの〝身の丈〟に合ったビジネス、仕事興しをと

考える方を応援する

NPO法人 起業支援ネットという団体があり、

自主事業として、「起業の学校」というプログラムが

毎年行われています。

 

コロナ騒動の始まった2020年からは、

通信コースのみの開校になっているんですが、

わたしも一応起業家のはしくれということで、

ここ数年、卒業試験の際の指南役のひとりを

仰せ付かってきました。

 

「起業の学校」の卒業試験は、

受講生が作成した事業計画書をもとに、

指南役と個別面談を行うスタイルのため、

(→つまり指南役は卒業生の数だけいます)

「起業する上で大事なポイントは?」という視点から

お話しすることが少なくありません。

 

そのようなこともあって、

わたしが起業する前、起業した後に行ったことのうち

重要だったとおもえることについては、

このblogにおいても整理し参照できるように

しておきたいと少し前から考えていました。

 

もちろん、とても1回分の記事だけで

すべて書いてしまえるようなことではありませんし、

とても大きなテーマなので、

何回かに分けて書くことになるとおもいますが。

 

わたしが師匠と仰いでいる人のひとりから

起業にあたってどんなコトをすればいいかについて

次のような話を聞いたことがありました。

その人と初めてお目にかかったのは

1992年でもう30年も前のことになるんですが。

 

「できるだけ多くの人にじかに会って

(可能であれば50〜100人ぐらい)

自分が始めようとしている仕事の内容を話し、

自分がこれからやるべきことについてなど、

忌憚のない意見を言ってもらうんです。

それで、実際に仕事を始めたときには、

そのアドバイスを下さった方たちに

お礼の手紙を書いて、協力を仰ぐんです」

 

わたしの場合は、直接お会いしたのは

10人ほどでしたが、

自分が始めようとしている仕事の内容をお話しして、

苦言も含め、忌憚のない意見を頂きました。

 

それで、何の事業基盤もなく0からスタートした

わたしが起業後にやったことのうちで

これはやっておいて本当にヨカッタ!と

おもっていることのひとつが、

紙媒体での月刊通信を発行し続け

自前の情報メディアを持っていたことです。

 

わたしが寺子屋塾を始めた1994年は

現在とは情報をとりまく環境がだいぶ異なり、

まだインターネットのない時代でしたから

情報を届けるのには原稿をワープロでまとめ

リソグラフ輪転機で印刷し郵送する必要があり、

印刷代と切手代として

年間3,000円を頂くことにしたんですが、

創刊号を500人の人に振込用紙を同封して送り

購読をお願いしたところ、

有難いことに、全体の3割にあたる150名もの人が

お金を振り込んで下さったのでした。

 

月刊と決めたものの発行日がなかなか守れず

時々遅刊したり、合併号になったりしましたが、

それでも、その月刊通信の発行は

2001年の春まで7年間続けられ、

毎号読者アンケートを同封し

フィードバックを頂いていましたので

わたし自身の文章表現力が鍛えられた点だけでなく、

情報ネットワークの広がりや

仕事上のおおいなる土台づくりに

つながっていったように感じているためです。

起業のポイント・その2へ続く

 

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