インタビューゲームでなぜ人生が変わるのか(番外編5・髙木泰子さんの感想)
2023/05/14
5/7からこのblogでは、
インタビューゲームを淡々とやり続けていると、
なぜ人生が大きく変わってしまうのかを
考察してきました。
昨日の記事で予告したように、先般5/3に行った
寺子屋デイ2023①に参加された髙木泰子さんが、
さらに突っ込んだ感想を
facebookに投稿されていましたので、
8回目となる今日の記事では、
その文章をご紹介することで、
長くなったこのテーマの記事を一区切りにします。
寺子屋デイのレポート記事はこちらに投稿しました。
また、本篇3つとその補足として投稿した
番外編4つを未読の方は次の記事からご覧下さい。
髙木泰子さんは、今年1〜2月に
大曽根のギャラリーSaltonで個展をされていて、
そのときにわたしが手に入れた
髙木さんが作られたニット帽のことは、
4月の初め頃にこちらの記事に書きました。
これまで長々と書いてきましたが、
何度も繰り返してきたとおり、
「わかること」と「できること」は別モノですし、
とくにインタビューゲームに関しては、
実際に体験された方のナマの声が
何よりも貴重です。
(引用ここから)
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先日体験した「インタビューゲーム」
名前はポップやけど、なんかしらん奥深いものの
入り口に立った気分になりました。
終わった後の、あの果てしない疲労感は
何やったんやろ?
初めてのコミュニティでの緊張疲れというには
安直すぎる、不思議なヘトヘト感でした。
インタビューゲームって何なん?って
簡単に説明すると、
ペアになってお互いのことを聞き合い、
分かったことをまとめて、
みんなにレビューするというもの。
でも、自由と安全を守るための
大事なルールと手順があり、
それに則って進められます。
私は初回参加で何が何やら、、、という感じでは
あったものの、
各々、認知やコミュニケーションの
癖が出るんやなぁと思いました。
初体験時点での感想ですけど、
私にとってのインタビューの作業は、
化石発掘のような感じと似てると感じました。
(化石発掘したことないけどな)
砂を払って払って、中にあるお宝を探し出す、
みたいな。
いや、これは私のコミュニケーションの
癖なんやと思うんですよ。
「核心に触れたがり」なんですよね。
要約好きというのか。
「ここが核心なんじゃないか?」ってことに出会うと、
「あなたが言いたいのはこういうことですね」と
確認・共有して結論付け、コアとなる
大事なポイントが分かったならそれでOK!
あとのことはもう瑣末なこととして
捨てても大丈夫。
だって大事なのは掴んだから!みたいな。。。
まとめを作って、シェアをして、
皆様からの質問タイムにそれに気が付きました。
あぁ、それは聞いていたんだよなー。って。
書かないと選択したけど、
実はそれも大事なことやったよなーということが
いくつかありました。
✳︎
この、「核心への探究心」は、強みでもあるけど、
ウィークポイントでもあるなぁ。
核心に触れるというのは、
つまり心に触れるということで、
本当は誰にだって分かりようのないもののはず。
さらに、それはあくまで“私の感性”で
判断しているだけなのよな。
もし例えそれが的を射てたとしても、
2番目も3番目も、
いやむしろ不必要としていることですら、
その人を形作る大事な要素であるはずやから。
これは他者に対してだけじゃなくて、
自己理解に対してももちろん起こる。
私の中でモヤがある時には、
「これは何なのか知りたい」気持ちが強すぎて
余計ドツボにハマることがままある。
とりあえず、「焦るなや、私!」
そういえば、以前勤めていた会社のボスに、
「君は賢いけど思い込みが激しいなー。
焦らんとやりや」と言われたことがある。
これぞまさにかよ。
忘れてたけど、忘れらへん言葉やわ。
分かった気にならんでいい、分からなくて大丈夫、
綺麗なお宝を見つけなくてもいい。
それでも知りたくて、分かり合いたい気持ちは、
大事にしよう。
✳︎
そんなインタビューゲーム初回でした。
また、早々にしたくてウズウズしてる、
不思議ですわ。あんなにヘロヘロやったのに。
ペアの方が、明るくまっすぐで包容力のある方で、
居心地よく進められました。
また、たくさん勉強になりました。
ありがとうございました。
そしてご一緒してくださった皆様、
ありがとうございましたー!
これはペアの方がまとめてくださった「私」。
↓記念になるね!
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(引用ここまで)
わたしも30年前にはじめて体験したときは、
なかなか質問がおもいうかばず、
聞かれたことがうまく言語化できず、
すごく疲れた記憶があります。
髙木さんは、化石発掘のような感じと似てると
書いて下さったんですが、
インタビューゲームを考案された平井雷太さんは
「鉱脈を探る感じで聞いていく」
「インタビューは経験資源を掘り出すツルハシ」
とよく言われてました。
たぶん、インタビューは、
人間の本質のようなものに、
限りなく近づいていける可能性をもった
道具なのでしょうが、
どうすればいいかは、正解があるわけでないし、
それこそ出たとこ勝負、その日そのとき限り、
一期一会、唯一無二のものと言ってよいでしょう。
髙木さんも、
分かった気にならんでいい、分からなくて大丈夫、
綺麗なお宝を見つけなくてもいい。
それでも知りたくて、分かり合いたい気持ちは、
大事にしよう。
と書かれてますが、ほんとうにその通りで、
お宝を見つけてもいいし見つけなくてもいい・・・
それこそ、人間の本質ともなれば、
それこそ限りがなく、
何かが分かってくればくるほど
新たな分からないことが増えて行くというか、
分かったのか、分からないのか、
どこまで近づけたかを確認する術も
ありませんから。
そう考えると、このプログラムに
インタビューゲームという
「ゲーム」という言葉がつけられている意味は
とっても深いものだとおもえてきました。
ゲームだから、とにかく気楽に
楽しんでやることですね〜
髙木さん、貴重なフィードバックを
有り難うございました。<(_ _)>
最後にインタビューゲーム関連のお知らせです。
寺子屋デイの次回は11/3を予定していますが、
それまでに、寺子屋塾では
インタビューゲーム4時間セッションを
1〜2回やる予定にしており、
日程が決まり次第このblogでお知らせしますので、
興味を持たれた方は、どうぞご参加下さい。
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寺子屋塾に関連するイベントのご案内
5/20(土) 未来デザイン考程ワンデイセミナー
5/21(日) 第22回 経営ゲーム塾B
5/27(土)『世界は贈与でできている』読書会 第9章
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