寺子屋塾

易経をめぐるNotion AIとの対話(その2)

お問い合わせはこちら

易経をめぐるNotion AIとの対話(その2)

易経をめぐるNotion AIとの対話(その2)

2026/06/09

昨日投稿した記事の続きなので、

未読の方はまずそちらから先にご覧下さい。

 

昨日も書いたので繰り返しになりますが、
今年の1月前半に易経をテーマにした記事を

11回連続で投稿しました。


1/5井上淳之典の2026年を占ってみました(年筮:易経による運命占)

1/6易のサイコロを毎日10年間振り続けました

1/7グーグルAIに易経の判断を訊いたら間違った答が返ってきた
1/8思考鍛錬ツールとしての易経

1/9ゼロから始める易入門講座 テキストについて

1/10住吉神社でどんど焼きの神事がありました

1/11易とは〝機の哲学〟

1/12何が人間の〝運〟を左右するのか?

1/13エネルギーの流れを感じ取るように読むこと

1/14わからないことをわからないまま読むこと

1/15易経を学ぶツールとしてNotionの可能性について

 

それで、本日6/9の日筮についてですが、

冒頭の画像にあるように艮為山の九三でした。

 

卦象はつぎの通り。


 

それで、NotionAIに尋ねたプロンプトと

その回答は以下の通り。

 

(引用ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Q:本日6/9の運勢を占ったところ、艮為山の爻九三でした。
①昨日まで1週間の日筮における流れの読み所
②今日の日筮を解するポイント
③1日を過ごす心得
以上三点について、各々を箇条書きのスタイルで示して下さい。

また、1日を過ごす心得については、④として200文字程度の文章でも示して下さい。

 

A;① 昨日まで1週間(日筮の流れ)の読み所
6/2 解・上六:放置していた障害を、事実と手順で正当に処置し、長引かせない流れ。⁠
6/3 豫・六二:タイミングを見て進めつつ、浮つきや過大な期待を抑えて段取りを守る流れ。⁠
⁠​6/4 噬嗑:初九:渋滞や噛み合わなさを前に、根を除き、問題を「噛み砕く」方向へ舵を切る流れ。⁠
⁠​6/5 震・初九:突発の揺れが来ても、恐れを点検に変え、手順で収束させる流れ。⁠
⁠​6/6 噬嗑・九四:骨つきの厄介事を、余白を確保して粘り強く処理し、再発防止まで整える流れ。⁠
⁠​6/7 渙・上九:危険・生臭い面倒事から距離を取り、消耗を止めて安全圏へ退く流れ。⁠
⁠​6/8 損・九二:助けようとして前へ出過ぎず、過不足を崩さぬまま〝見守って益す〟流れ。⁠
以上をまとめると、この1週間は「動いてほどく/処理する」局面を経て、後半ほど距離を取り、整え、止まるべき所に止まる流れへ移っています。⁠
⁠⁠
② 今日(日筮:艮為山・九三)を解するポイント
九三「其の限に艮まる。其の夤を列く。厲きこと心を薫ぶ」:止まることに固執し過ぎると、つなぎ目(腰)が裂けるように無理が出て、心が燻る。⁠
九三は「上(外卦)と下(内卦)をつなぐ」位置なのに、止まり過ぎて 連絡・調整の回路を断ってしまう暗示。⁠
いま必要なのは「止まる」そのものより、艮の卦意どおり〝所を得て止まる〟こと(止める場所・範囲の適正化)。⁠
⁠変爻が山地剝=削がれていく方向。無理に粘ると消耗しやすいので、削るべき用件を削り、守るべき最小限を守るが要点。⁠
⁠​
③ 1日を過ごす心得(箇条書き)
止める場所を選ぶ:全面停止ではなく、「ここだけ止める/ここは動かす」を切り分ける。⁠
⁠⁠板ばさみを放置しない:上と下、両方の要求を抱え込まず、事実・期限・優先順位を短く共有して回路を保つ。⁠
⁠​こだわりを1段ゆるめる:正しさや理想に固執して動けなくならないよう、代替案・暫定対応を用意する。⁠
⁠​体の〝腰〟を守る:無理な姿勢・長時間作業・詰め過ぎを避け、休憩と睡眠を優先(九三は腰の象)。⁠
削る・軽くする:守るべき役割以外は手放し、やることを減らして消耗を止める(剝の気配)。⁠
⁠​
④ 心得(200字程度の文章)
今日は艮為山・九三。止まることに固執し過ぎると、つなぎ目が裂けるように無理が出て、心が燻る暗示です。全面停止ではなく「どこで止め、どこは動かすか」を切り分け、上と下の板ばさみは短い共有と調整で回路を断たないようにしましょう。こだわりは一段ゆるめ、暫定策で凌ぎつつ、タスクを削って腰と心身の余白を守るのが吉です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(引用ここまで)

 

以下は、毎日Facebookに投稿している

記事内容なんですが、

データベースにまとめた卦辞爻辞の内容や大意、

自分の判断を整理して書いています。

 

昨日の記事に書いたように、

6/2〜6/5の日筮は、すべて八卦・震を含み、

その翌日6/6も火雷噬嗑でした。

 

動の極地でもある震為雷のあとに、

静の極地の艮為山がやってくるのは、

自然な流れと言ってよいでしょう。

 

でも、だからと言って、

「止まることばかり固執してはいけない」という

警告でもあると受け止めました。

 

 

【今日の易卦(日筮)・連続投稿3813日め】

6/9(火) 52.艮為山の九三(ごんいざんのきゅうさん)

 

[卦辞、読み下し文、かな文、直訳、大意と判断] 

艮其背。不獲其身。行其庭。不見其人。无咎。 

 

其(そ)の背(せ)に艮(とど)まりて、其(そ)の身(み)を獲(え)ず。其(そ)の庭(てい)に行(ゆ)きて、其(そ)の人(ひと)を見(み)ず。咎(とが)なし。

 

そのせにとどまりて、そのみをえず。そのていにゆきて、そのひとをみず。とがなし。

 

人間の体の中で動かない背中に止まる。そうすれば、動くところに惑わされない。庭に行っても人をきょろきょろ見ない。問題はない。

 

艮は〝不動の象徴〟である山を表し、止まること。ひとつ前の「震為雷」が〝動の極致〟を表すとするなら、山が二つ重なった「艮為山」は〝静の極致〟と言え、行く手は山また山の時です。静といっても単なる停滞でなく、とどまるべき時、処を得て正しく止まるので、安易な決断は避け、変化は見送るべきでしょう。周囲と自分を比較して対抗意識を燃やしても、よい結果が出ることはまずありません。たとえ気に入らないことがあっても、ここは我慢が大事なときだという教えも秘められています。こうした時は無欲、無関心に徹して、心静かに「動かざること山の如し」をモットーとすることです。また、なかなか協力が得られない運気でもあるので、あなたの守るべき立場をしっかりと守ること。各爻では、どのように止まるかを身体の部位にたとえて説明しています。

 

[爻辞、読み下し文、かな文、直訳、大意と判断]

艮其限。列其夤。厲薰心。

 

其(そ)の限(こし)に艮(とど)まる。其(そ)の夤(せじし)を列(さ)く。厲(あやう)きこと心(こころ)を薫(ふす)ぶ。

 

そのこしにとどまる。そのせじしをさく。あやうきことこころをふすぶ。

 

腰を止める。そうしたら腰骨が裂ける。危うく煙でいぶされたように心が痛む。

 

「限」は「腰」、「夤」は腰骨、「薰」は煙でいぶすこと。九三は外卦(為政者)と内卦(臣民)をつなぐ任務にありながら、止まることに固執したために、そのつながりを断ち切ってしまいます。任務不履行で立場が危うくなり、煙で燻されたようにもやもやしているような状態。たとえば、会社の中で上役と部下両者の板ばさみで引き裂かれる思いをするような、労多くして功少なく中途で挫折しやすい時。こだわりが強すぎあまりに柔軟性がないのも考えものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔卦の意味について井上の補足コメント〕

艮が重なった艮為山は、風地観を艮の全卦八卦(大艮、詮卦ともいう)と見ることもあり、止まるべき時に止まって物事をありのままに見る〝心のあり方〟がテーマの卦と言ってよいでしょう。卦辞を読むと、他の純卦はすべて「元亨利貞」四徳のいずれかが備わっているのに、何故かこの卦にだけはひとつもなく、ただ「咎(とが)なし」とあります。人はとかく欲につき動かされ、勝手なおもいこみをし、虫のいい期待に胸を弾ませるものです。世の中の事象がいかに目まぐるしく動こうとも、己の心さえ止まるところに止まっているなら、迷うことも振り回されることもなく、すべて落ち着くべき処に落ち着くから、易の作者もこの卦にだけは、四徳の施しようがなかったのかもしれません。宋代の儒者はこぞってみなこの卦を善しとし、周敦頤(1017~1073)は「法華経全巻は艮卦ひとつで代用できる」(『二程語録』)とまでこの卦を賞したとのこと。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔井上の日筮占断コメント・6/9〕

前日6/8の日筮・山沢損の内卦兌が反転して艮となり重卦の艮為山を得ました。艮卦は止まるべきところに止まる意。「静かなること山の如し」ということわざ通り静の極地で、陰陽バランスは三陰三陽卦から二陽卦へと緩やかに変化しています。艮九三は前回2/27に得ていたのでほぼ3ヶ月半ぶり。九三は陽位陽爻で位は得ているものの重卦なので応爻はありません。止まることに固執し過ぎて無理をしてしまい進退両難のとき。「全面的に停止しようとせず、どこで止め、どこは動かすかをうまく切り分け、上と下の板ばさみは短い共有と調整で回路を断たないように。こだわりは一段ゆるめ暫定策で凌ぎながら、タスクを削って腰と心身の余白を守ろう。まわりの声をよく聴きまわりをよく観ながらもマイペースで。」と解しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【2026年6月の日筮】

6/1(月) 37.風火家人の上九(ふうかかじんのじょうく)

6/2(火) 40.雷水解の上六(らいすいかいのじょうりく)

6/3(水) 16.雷地豫の六二(らいちよのりくに)

6/4(木) 21.火雷噬嗑の初九(からいぜいごうのしょく)

6/5(金) 51.震為雷の初九(しんいらいのしょく)

6/6(土) 21.火雷噬嗑の九四(からいぜいごうのきゅうし)

6/7(日) 59.風水渙の上九(ふうすいかんのじょうく)

6/8(月) 41.山沢損の九二(さんたくそんのきゅうに)

6/9(火) 52.艮為山の九三(ごんいざんのきゅうさん)

=========================

【2026年の運勢】(2025.12.22楪筮)

年運:山天大畜の九三

健康運:天山遯の初六

仕事運:火地晉の六五

家庭運:風天小畜の六四

金銭運:坎為水の六四

交際運:山火賁の六五

不慮運:雷水解の上六

年運方針:火風鼎の初六

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【2026年の月筮】

1月の月筮:雷水解の初六 月筮方針:天地否の初六

2月の月筮:水天需の九二 月筮方針:風山漸の六二

3月の月筮:火風鼎の九四 月筮方針:水沢節の六四

4月の月筮:水天需の九五 月筮方針:水地比の六四

5月の月筮:山地剝の初六 月筮方針:雷火豊の六五

6月の月筮:沢水困の九五 月筮方針:雷風恆の九三

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔井上の月筮占断コメント・2026年6月・沢水困の九五〕

5月の月筮・山地剝の二爻が陽転し、外卦艮が反転して兌となり沢水困を得ました。困卦は「困窮、困苦」の意で、忍耐を強いられる不遇なとき。方針として恆九三を得たので、苦しい中にも剛毅・中庸を崩さず、小さな改善を積み上げ留意する1ヶ月となりそうです。「苦しい局面でも最優先事項を一本化し、参謀・協力者を意識的に招くなど、短期で決着をつけようと焦らずうまく抜け道を作ろう。焦って方針を変えたり右往左往したりせず、約束・礼節・手順を守って信用を減らさないように。」と解しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

さて、易経を学んでいる人でないと、

読んでもチンプンカンプンの文章だとおもいますが、
わたしが、自分のパソコンを使って

Notion AIにプロンプトを出すから、

こういう回答が返ってくるのであって、

他の人が他のパソコンでやっても

同じ様にはなりません。

 

1/15易経を学ぶツールとしてNotionの可能性について

に書きましたが、

このように易経のデータベースを

内部で持っているので、

それを参照してこういう回答を出しているからです。

 

結局のところ易経を学ぶということは

どういうことか、
また、どうしてAIの時代だからこそ、

他の場所にはない自前のデータベースを

構築することが重要なのか、ということに

少しだけ触れてみようとおもいます。

 

この寺子屋塾ブログで、

これまでも何度か紹介している

山口周さんのnoteに、

「意志決定を論理に頼ることの問題点」

という記事があります。

 

有料のメンバーシップにエントリーされていなくても、

無料で読める箇所だけで

記事の骨格は充分把握できるので、

ぜひご覧頂きたいのですが、
データを集め、事実を積み上げ、

論理的に判断することで、正しい意思決定は可能だ

という考え方は、

多くの場合において正しいのです。

 

けれど、その「論理に基づいた意思決定」もまた

大きな弱点があるんですね。

 

だからといって、易経に頼れば良いと

言いたいわけではありません。

 

繰り返す様ですが、もちろん

論理的に、グローバルに考える姿勢は大切です。

 

でも、そればかりに振り切ってしまうと、

一人ひとりの主観が失われ

データが均質化してしまうリスクが生じるんですね。

 

次の記事で、日本製の携帯電話が

iPhoneに惨敗して消えてなくなった

という山口周さんのお話を紹介しました。

失われた30年 その原因はどこに?(解答考察篇2)

 

こんにちGoogleやApple社が

グローバルなビジネス世界で優位に立つのは

けっして「高度なAI」や「優れたアルゴリズム」が

あるからではなく、

他社では入手不可能な独自データを

持っているからなんです。

 

ブルース・リーの「考えるな、感じろ!」は、

そのうち、今日の名言シリーズでも

取り上げて、コメントしたいとおもっていますが、

この言葉は、言い換えると、

「一次情報が大事」ってことでもあるんです。

 

1/11易とは〝機の哲学〟という記事を書いたので、

未読の方はそちらをご覧頂きたいのですが、

易経を学ぶのは、自分で好機(タイミング)を
つかむ練習なんですね。

山口さんの記事には、

時間は時計や暦で測れる量的、直線的な流れだけでなく、

質的な瞬間があって、

古代ギリシア人はそれを、

「クロノス」と「カイロス」と言う言葉で

区別していたという話が書かれていました。

 

暦上の到来でなく、

人々の心情や社会状況、歴史の流れが収束し、

行動すべき好機が到来したと感じるのは、

他でもない自分自身でしかありません。

 

だから、自分の内側を観察する

セルフラーニングなんです。

 

 

今週末6/14(日)10:30〜18:30

中村教室にて、寺子屋Notionありますよ。

 

ご自身の好機をつかむきっかけにしてください。

7月は11日(土)に開催します。
定員が少ないので、お申し込みはお早めに!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●2021.9.1~2024.12.31記事タイトル一覧は

 こちらの記事(旧ブログ)からどうぞ

 2025年に投稿した365記事はすべて

 今日の音楽シリーズで12/31に全リストを掲載

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆寺子屋塾に関連するイベントのご案内

 6/14(日) 10:30~18:30 寺子屋Notion

        未来デザイン考程セミナー
 
6/28(日) 10:30~ 易経入門講座〔第3期〕
      14:00~ 易経準中級講座 第12回

 7/20(月・祝) 13:30~16:30
   『レゾナント・コミュニケーション』読書会

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◎らくだメソッド無料体験学習(1週間)

 詳細についてはこちらの記事をどうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。