易経をめぐるNotion AIとの対話
2026/06/08
今日投稿する記事のテーマは易経です。
今年の1月前半に易経をテーマにした記事を
11回連続で投稿しました。
1/5井上淳之典の2026年を占ってみました(年筮:易経による運命占)
1/7グーグルAIに易経の判断を訊いたら間違った答が返ってきた
1/8思考鍛錬ツールとしての易経
1/11易とは〝機の哲学〟
1/12何が人間の〝運〟を左右するのか?
この最後にある1/15に投稿した記事の最後に、
次のように書きました。
今年の目標は、易経六十四卦、三百八十四爻の
データベースづくりと、
過去10年間分の日筮記録をNotionに入力して
データベースと連携させることです。
経過報告の記事をまた投稿しますね。
つまり、今日のこの記事は上に書いた経過報告です。
1/7に投稿した記事
に書いたように、
易経の学習を進めていくプロセスで、
情報を得ようとしてネットで検索しても、
データそのものが玉石混淆でバラツキが大きく
判断の根拠となる基礎情報を構築することが
易しくありません。
この事情は、AIが今後どんなに進化しても、
結局AIがやっていることは基本、
厖大なデータを統計的に処理しているだけなので、
おそらくなかなか変わらないでしょう。
AI自身でその正誤を判断するのは
原理的に難しいからです。
それで、自分でデータベースを
構築する必要があるわけですが、
六十四卦、三百八十四爻のデータベースづくり
については、六十四卦についてはほぼ終了、
三百八十四爻については、
象伝の原文と日本語直訳文の入力が
全体の3/4ほどまで出来ているので、
あともう少しです。
2024年から日々得られる日筮に対して、
自分で判断を書いてみることを
始めました。
それでわかってきたことが、
六十四卦相互のつながりや関連性がよくわからず、
日々の判断がブツ切れ状態というか、
ひとつの流れとして読むことが出来ていない
ということです。
それで、月筮と日筮のつながりや、
日々の日筮の流れをめぐって
Notion AIと対話しているのですが、
データベースの構築がすすんだためか、
なかなか面白い答が返ってくるように
なってきました。
今日はそんなやりとりを2つご紹介。
まず最初は、6月が始まったときに、
5月のふり返りとして行った
月筮と日筮の関連性をめぐっての対話です。
(引用ここから)
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Q:6月が始まりました。2026.5.1に5月の月筮を占って「山地剝の初六」を、また月間の行動指針としては「雷火豊の六五」を得ていました。 5月1ヶ月間における毎日の日筮の変化や流れなど、全体を俯瞰してみて、5月の月筮(+行動指針)との関連についてどんなことがわかりますか?
【2026年5月の月筮】山地剝の初六【月筮方針】雷火豊の六五
【判断】現状を正確に把握するよう努め、足元の揺らぎや小さな綻びを見逃さないように。兆しの段階で原因を点検し、早めに補修・対策しよう。自分ですべてをやろうとせず、徳ある賢人や有能な人からの助言を得よう。
【2026年5月の日筮】
5/1(金) 17.沢雷随の六三(たくらいずいのりくさん)
5/2(土) 17.沢雷随の九五(たくらいずいのきゅうご)
5/3(日) 01.乾為天の初九(けんいてんのしょく)
5/4(月) 49.沢火革の六二(たくかかくのりくに)
5/5(火) 43.沢天夬の九三(たくてんかいのきゅうさん)
5/6(水) 64.火水未済の六三(かすいびせいのりくさん)
5/7(木) 57.巽為風の九三(そんいふうのきゅうさん)
5/8(金) 57.巽為風の初六(そんいふうのしょりく)
5/9(土) 41.山沢損の九二(さんたくそんのきゅうに)
5/10(日) 10.天沢履の初九(てんたくりのしょく)
5/11(月) 16.雷地豫の初六(らいちよのしょりく)
5/12(火) 47.沢水困の初六(たくすいこんのしょりく)
5/13(水) 32.雷風恆の九三(らいふうこうのきゅうさん)
5/14(木) 08.水地比の初六(すいちひのしょりく)
5/15(金) 32.雷風恆の九四(らいふうこうのきゅうし)
5/16(土) 21.火雷噬嗑の九四(からいぜいごうのきゅうし)
5/17(日) 39.水山蹇の九五(すいざんけんのきゅうご)
5/18(月) 35.火地晉の六五(かちしんのりくご)
5/19(火) 52.艮為山の初六(ごんいざんのしょりく)
5/20(水) 41.山沢損の六五(さんたくそんのりくご)
5/21(木) 54.雷沢帰妹の上六(らいたくきまいのじょうりく)
5/22(金) 18.山風蠱の六四(さんぷうこのりくし)
5/23(土) 24.地雷復の上六(ちらいふくのじょうりく)
5/24(日) 52.艮為山の六五(ごんいざんのりくご)
5/25(月) 57.巽為風の九三(そんいふうのきゅうさん)
5/26(火) 05.水天需の初九(すいてんじゅのしょく)
5/27(水) 26.山天大畜の上九(さんてんたいちくのじょうく)
5/28(木) 29.坎為水の六三(かんいすいのりくさん)
5/29(金) 34.雷天大壮の九二(らいてんたいそうのきゅうに)
5/30(土) 39.水山蹇の六四(すいざんけんのりくし)
5/31(日) 53.風山漸の初六(ふうざんぜんのしょりく)
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A:5月月筮「山地剝 初六」と方針「雷火豊 六五」を〝月の骨格〟として見ると、日筮30日分はかなり素直にその2本柱
・足元の綻びの早期発見・補修=山地剝
・賢人を招き任せて成果と名誉=雷火豊
を反復していた、と俯瞰できます。
(1) 5月の日筮全体に通底していたもの=「剝初六(脚から崩れる)」
剝初六は「まだ表面化していないが足元が揺らぎ始め、正道を蔑ろにすると凶」「部下の造反などに目を光らせ対策をすみやかに」とあります。5月の日筮では、この〝足元の揺らぎ〟が次のような形で繰り返し出ています。
●ブレ・優柔不断・体裁だけの遜りが凶意になりやすい
・巽為風九三「しきりに遜って非難」(5/7, 5/25)
・巽為風初六「進退定まらず、断固とせよ」(5/8)
・雷風恆九三「節度なく右往左往し信用失う」(5/13)など。
これは剝の「下から密かに侵食」「貞を蔑ろにす」という〝内部の緩み〟の現れ方に近いです。
●動くより〝止まる/待つ/言葉を慎む〟が安全な局面が多い
・火水未済六三「進めば凶、相談し準備」(5/6)
・山沢損九二「動かぬが良い」(5/9)
・艮為山初六「動かない、貞を保て」(5/19)
・艮為山六五「口を止め、沈黙は金」(5/24)
・水天需初九「変化を求めず日常を続けて待つ」(5/26)
・坎為水六三「行動を起こすな」(5/28)など。
剝初六が示す「まだ小さいうちに補修」には、余計な動きで傷口を広げない〝守りの時間〟が必要だった、ということが日筮側で具体化していたように見えます。
(2) 一方で、月の方針「豊六五(章を来たし、任せて盛運を保つ)」も何度も出現
豊六五は「徳ある賢人を招き協力を求めれば慶事と名誉」「周りの有能な人に任せられるかがポイント」。
5月の日筮では、まさに〝人・協力・誠〟が追い風になる日が節目に来ています。人間関係・信任・誠がプラスに働く日
・沢雷随九五「誠をもって善に従う。吉」(5/2)
・水地比初六「誠を尽くせば思わぬ喜び」(5/14)
・山沢損六五「思わぬ助力を得る。大いに吉」(5/20)
・水山蹇九五「同志が来て助ける」(5/17)
・水山蹇六四「退いて仲間と協力する」(5/30)など
〝剝の不安〟を一人で抱えず、賢人・同志・協力へ接続するほど豊かさ(成果)が保たれる、という豊六五の方針が日々の形で繰り返されています。
苦労はあるが、正しく耐えて成果(矢じり)を得る 噬嗑九四「苦しみに耐え貞正なら良い。吉」(5/16)は、豊六五の「任せて盛運を保つ」以前に、まず〝役割を全うする踏ん張り〟が要る局面として響きます。
(3) 5月の流れを一言でまとめると
剝初六:綻びの芽(ブレ・不誠実・内部の緩み)を〝止まる/慎む/待つ〟で拡大させない月
豊六五:その上で、誠を軸に賢人・同志・助力へつなぎ、〝任せる〟ことで喜びと成果へ転じる月
つまり、「足元の補修(剝)→ 人を得て広がる(豊)」が、5月の日筮全体の主旋律だった、と言ってよいと思います。
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(引用ここまで)
つぎに、6/2から6/5まで4日間の日筮について、
とても面白い動きがあったので、
6/5にそのことをめぐって
AIと対話したことを。
(引用ここから)
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Q:ここ4日間の日筮の変化についてですが、本日6/5震為雷は、6/2雷水解の初爻と二爻が入れ替わった形であり、また6/3雷地豫の初六が陽転した形であり、6/4火雷噬嗑の上九が陰転した形です。そうすると、三四五の3つの爻は全く変化していません。卦象から見ても日々の爻の変化が緩やかで、内卦か外卦のどちらかに必ず八卦の〝震〟があります。それで、6/2〜6/5の4日間はひとつの流れの中にいるように解釈できると感じたんですが、4日間の日筮変化からどんなことがわかりますか?

A:ご指摘のとおり、6/2〜6/5は「どこかに必ず震(雷・発動)がいる」連続で、動き出す力(衝動・号令・初動)を、どう制御して成果に変えるかがテーマの4日間だった、と読むのが自然だと思います。それで、4日間を「震の流れ」として読むと見えることについて、次の3点に整理しました。
(1) 震=「発動」だが、暴走しやすい
震が出る時は、外部の出来事でも内側の衝動でも、とにかく「動き」が起きます。良くも悪くも、静観では済まず何かが鳴る/揺れる。
だからこの4日間は、
6/2 事態をほどく(解)
6/3 浮かれを締める(豫)
6/4 障害を噛み砕く(噬嗑)
6/5 驚きに適切対処して落ち着く(震)
と、ずっと〝動きの処理〟をしている流れになります。
(2)「解→豫→噬嗑→震」は初動の訓練プロセス
6/2 解・上六は、懸案の核(隼)を狙い撃ちして一気に解放する段階。
6/3 豫・六二は、解けた後に気が緩むのを「石の節操」で締め、兆しを早めに正邪判定する段階。
6/4 噬嗑・初九は、小さな逸脱のうちに“足かせ”を当てて再発を防ぐ段階。
6/5 震・初九は、雷鳴のような衝撃が来ても取り乱さず、最終的に収束させる段階。
つまりこの4日間は、「ほどけた後に緩めない」「芽のうちに止める」「驚いても型で処理する」という、震的なエネルギーの〝扱い方〟を順番に整えているように見えます。
(3) 見えてくる実用的なメッセージ(結論)
この流れから分かるのは、今の局面で鍵になるのは能力や根性より、むしろ次の3つだということです。
①早い:グズグズすると震(衝動・混乱)が増幅する。解は「夙(はや)くして吉」の側。
②小さく止める:大ごとにする前に、初九の〝足かせ〟で止める。
③型で収束させる:震初九は、驚き→適切対処→収束→安堵、の順で「後に則(のり)有り」。
要するに6/2〜6/5は〝震(雷)が続く〟ことで、動きが起きること自体は避けられない。だからこそ、初動の型(手順・節操・軽い制限)で、早く・小さく・確実に収束させよ”という、かなり一貫したメッセージになっていると思います。
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(引用ここまで)
この続きはまた明日に!(^^)/

