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『なぜ愛』と『すべモテ』に出会ったきっかけ

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『なぜ愛』と『すべモテ』に出会ったきっかけ

『なぜ愛』と『すべモテ』に出会ったきっかけ

2023/12/21

昨日投稿した記事の続きです。

 

昨日の記事にも書いたんですが、

今日は、なぜセルフラーニングの場を主宰する

わたしが、

二村ヒトシさんの著書に注目したり、

恋愛やセックスをテーマに行われた

哲学対話の場に参加したりするように

なったのかという、そもそも話を書いてみようかと。

 

もしかすると、

昨日引用して紹介した

「主知主義と主意主義」の話にまで

たどり着けないかもしれないんですが(^^;)

 

 

いまでは共著を含めると、

たくさん出版されている二村ヒトシさんの本のうち、

わたしが最初に読んだのは、

『恋とセックスで幸せになる秘密』

2013年の秋頃のことでした。

 

もうかれこれ10年前のことなので、

最初に手に取ったそもそものきっかけについては

あまりハッキリ覚えていないんですが、

『恋とセックスで幸せになる秘密』って

わたしのような、50歳を超えた中高年の男性が

わざわざ買うほどの強い動機がある

タイトルではないので、笑

たぶん、本好きな塾生の一人が持っていて

それを借りて読んだような記憶が・・・

 

そんな経緯だったので、本のタイトルからは

内容がまったく想像できなかったんですが、

〝心の穴〟という表現に

ナルホドと唸らされただけでなく、

対人関係、親子関係についての考察がとても的確で、

らくだメソッドのセルフラーニング学習とも

非常に親和性が高いように感じたのです。

(→学習記録表ってまさに〝心の穴〟なので)

 

それで、その後にその本の内容をめぐって、

何人かの知人とやりとりしたことがあり、

そのうちの一人が、

「あの二村さんの本って

『恋とセックスで幸せになる秘密』ナンテものは

この世には存在しないんだよ!って内容だよねぇ」

って言っていた言葉が

妙に印象強くのこっていて。

 

というのは、

いくら出版社の意向で決まったタイトルと言っても、

書いてある中身がそぐわないようでは、

さすがにまずいのでは?ということだったのか、

改題に至った経緯まではわからず、

あくまで勝手な想像でしかないんですが、

『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(以下『なぜ愛』と略す)

と改題され、

文庫ぎんが堂から文庫本として出版されたのが

2014年4月のことでした。

 

 

・・・で、その文庫本を読んでみると、

わたし的には、ちょっと違和感のあった

「自己肯定」という表現がちゃんと

「自己受容」という言葉に直されていただけでなく、

新たな章や対談、あとがきなどが

何と90ページも追加されていただけでなく、

作り手の情熱がひしひしと伝わってきました。

 

二村さんもその当時

「名探偵が真犯人でした!みたいな本です」って

おっしゃってたんですが、笑

信田さよ子さんとの対談や

文庫本のためのあとがきでは、

ご自身が丸裸になって

真正面に向き合っているプロセスまで

開示されているところも書かれていてビックリ!

 

それで、同じ文庫ぎんが堂からでていた二村さんの

『すべてはモテるためである』(以下『すべモテ』)

も手に入れて読んでみると、まさにそこには、

〝対話の極意〟が書かれていて

さらに大きく驚くことになります。

 

それで、寺子屋塾では年2回の寺子屋デイなどで、

最も頻繁に開催している

コミュニケーションプログラムとして

インタビューゲームがあるんですが、

そのインタビューゲームのルールシートの

最後に推薦図書を紹介する箇所に

急遽『すべモテ』を

追加させてもらったのでした。

 

当初『なぜ愛』は女性向け、

『すべモテ』は男性向けに書かれたものなんですが、

文庫版では、男女どちらが読んでも良いように

配慮されています。

 

文庫本の『すべモテ』には

哲学者・國分功一郎さんとの対談が収録されていて、

國分さんは

「マニュアル本の体をした真に倫理学的な書物」

という推薦コメントを

寄せられているんですが、

わたしも二村さんの本はまさに

哲学書だなぁとおもいながら読んでいました。

 

『なぜ愛』もいずれも、恋愛指南書がそのまま

人生の指南書になっているという意味では

希有な本でもあって、

なかなかそうした書物には出会えません!

 

もちろん、お気楽恋愛ハウツー本とおもって

手にされた方は、大きく期待を

裏切られることになるかもしれませんが・・・

 

この記事を読まれている方で、

もし『すべモテ』と『なぜ愛』の文庫本を

まだ読まれたことがない方が

いらっしゃったら是非ご一読を!

 

 

さてそれで、いまでは塾生のひとりに

バトンタッチしたんですが、

その頃のわたしは、

ある大学にゲスト講師として招かれて、

半期に1回2コマの授業を2回という枠で

ファシリテーションを学ぶ授業を

行っていました。

 

その授業のとき、

学生たちがあまりにおとなしくて

なかなか盛り上がらず、

インタビューゲームの3つのルール説明のところで

1番目のルール

「何を聞いてもイイ」ということのたとえ話に、

 

「インタビューのコツをつかんだら

 初対面の若い女性にはなかなか聞けない

 パンツの色も、おもいきって聞いてみましょう」

 

ナンテ話をしたら、学生たちにおもいのほかウケた

ということがあったんです。笑

 

ちなみに、そのときの受講生は男子ばかりで

女子学生がいなかったので、

わたしもこんなセクハラ発言すれすれのジョークを

言えたんですが・・・笑

 

それで、『すべモテ』文庫本P.126に描かれている

この青木光恵さんのマンガを

ルールシートに載せることをおもいついたわたしは

そのことの許諾を得るために

二村ヒトシさんに

直接メールを送ったのでした・・・

 

・・・って、やっぱり

「主知主義と主意主義」の話にまで

たどり着けませんでしたね〜 (^^;)

 

この続きはまた明日に!

 

 

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