マルティン・ルター「明日世界が滅亡しても、今日私はリンゴの木を植える」(今日の名言・その88)
2024/10/04
たとえ明日、世界が滅亡しようとも 今日私はリンゴの木を植える。
Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.
※マルティン・ルター(1483~1546:ドイツの神学者で、宗教改革の中心人物)のことば
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一昨日10/2に投稿した記事で、
10/15の18時まで無料で読めるという情報を
お伝えしました。
この『地球の放課後』を読んでいるときに
ふとおもい浮かんだ言葉が、
冒頭に紹介したルターの言葉だったのです。
広い地球上にたった4人だけが残されたという
悲惨な状況なのにもかかわらず、
消えた人たちは必ず帰ってくると
4人とも希望を棄てていなくて、
とても明るいんですね〜
ルターの名前は、
中学校の歴史の教科書にも出てくるので、
まったく知らない人は少ないでしょう。
1517年に95箇条の意見書を提出したルターは、
宗教改革の中心的人物として、
キリスト教の新しい一派
プロテスタントを興しました。
でも、それは結果としてそうなっただけで、
ルターが生きていた時代、
宗教改革運動が成功するかどうかは
未知数のことだったわけです。
たとえ今リンゴの木を植えても、
リンゴの実を食べられるのは
何年も先のことで、
もしかしたら自分は食べられないかもしれません。
そんな状況であっても、未来の人のために
今できることを続けようという
心意気が感じられますね。
ルターの名言には、他に
「酒と女と歌を愛さない者は、
一生馬鹿のままだ。」
というのもあって、
これもわたしの好きなことばなんですが。笑
ルターの肖像画です。
【最近投稿した「今日の名言」シリーズ】
・モンドリアン「芸術には破壊的要素があまりに軽視されている」(今日の名言・その87)
・ジェームズ・ミッチェナー「生きることの達人は仕事と遊びの区別をつけない」(今日の名言・86)
・野口三千三「力を抜けば抜くほど力が出る」(今日の名言・その85)
・鈴木大拙「仏教には人間の生活そのものを宗教とみていく考えがある」(今日の名言・その84)
・大島清「外の世界は内なる自己を映し出す鏡」(今日の名言・その83)
・中村蓉「摩擦がなければ永遠なのに、摩擦がなければ愛じゃない」(今日の名言・その82)
・ニーチェ「自分を知ることから始めよう」(今日の名言・その81)
・土光敏夫「行動となって現れない思考は無用であり有害でさえある」(今日の名言・その80)
・ユング「易は自ら問いを発する人に対してのみ己自身を開示する」(今日の名言・その79)
・栗本慎一郎「ユニークであろうとすればユニークにはなれない」(今日の名言・その76)
・岡田謙三「弱くてはいけない。強くてもいけない。」(今日の名言・その74)
・ドビュッシー『ピアノのための12の練習曲』序文(今日の名言・その71)
・為末大「自分を認められるのは自分しかいません」(今日の名言・その69)
・J.クリシュナムルティ「あなたは世界であり、世界はあなたである」(今日の名言・その68)
・森下典子『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15の幸せ』より(今日の名言・その67)
・ハンナ・アーレント「世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪です」(今日の名言・その66)
・TVドラマ鈴木先生「体験は人間性を磨く上での貴重な教材だ。」(今日の名言・その65)
・ベートーヴェン「つねに行為の動機のみを重んじて帰着する結果を想うな」(今日の名言・その64)
・スヌーピー「配られたカードで勝負するしかないのさ」(今日の名言・その63)
・映画『シェルタリング・スカイ』より「満月が昇る姿をあと幾度見るだろう?」(今日の名言・その62)
・映画『マトリックス』より「これは最後のチャンスだ!青い薬を飲むか、赤い薬を飲むか?」(今日の名言・その61)
※(その61)の最後にその60以前の記事一覧を載せています