グレン・グールド『バッハ/ゴルトベルク変奏曲』(今日の音楽・その277)
2025/10/04
●寺子屋塾ブログ10/4・連続投稿1495日目
今日の音楽その277は、
1932年にカナダのトロントで生まれ
1982年に50歳で亡くなった、
ピアニストであり作曲家、指揮者でもあった
グレン・グールドです。
本日10月4日が
グールドの命日であることにちなみ、
彼がこよなく愛したバッハの作品のうち、
鍵盤作品の極みとされるゴルトベルク変奏曲を。
グールドはこの作品を生涯2度録音しており、
1955年に録音されたヴァージョンは
彼のデビューアルバムとなったわけですが、
亡くなる前年1981年に録音された二度目の
わたしがグールドを最初に知ったきっかけは、
高校時代に音楽の先生が、
グールドがピアノで弾くベートーベン(リスト編曲)
交響曲第5番「運命」のレコードを
貸して下さったことでした。
その演奏も衝撃的でしたが、
前述した1955年に録音された
ゴルトベルク変奏曲を聴くに至って
さらに衝撃を受け、
グールドへの関心を益々高めていった次第。
そうした体験などが、後にわたしが
高橋悠治さんのピアノに惹かれるようになっていく
下地となったかもしれません。
【オススメYouTube音源】
・J.S.Bach/Goldberg Variations BWV 988 [1981recorded]
https://www.youtube.com/watch?v=p4yAB37wG5s
・Mozart/Sonata in A major K.331
https://www.youtube.com/watch?v=gXlKaE5xY4A
※有名なモーツァルトのピアノソナタですが、全体的にスローテンポで、とりわけ第1楽章のテーマがやたら遅くて失速寸前(笑)。うなり声や歌い声なども時折聞こえます。
・シェーンベルク/ピアノ組曲 op.25
https://www.youtube.com/watch?v=Z9P_sJ8uN8Q
※この作品はすべての曲が12音技法で書かれています。次に紹介するグールド自身が作曲したピアノ作品もシェーンベルク風の曲で、たぶんグールドはこういうシステマティックで無機質な音楽が好みだったのでしょう。
・Glenn Gould/Two Pieces for Piano
Piano solo:Vestard Shimkus
https://www.youtube.com/watch?v=0k7E0yMy1CY
※グールド自身が1951年に作曲したピアノソロの小品。12音技法の発想を核にしながらもそれだけに囚われず自由に変奏していくやり方が模索されています。
・ベートーヴェン(リスト編曲)/交響曲第5番「運命」第1楽章
演奏:グレン・グールド(pf)
https://www.youtube.com/watch?v=Llo6oYa1Lrs
・Chopin/Piano Sonata No.3 ロ短調 op.58
Piano:Glenn Gould(pf)
https://www.youtube.com/watch?v=NAHE8PTR8tE
※グールドはモーツアルトやショパンが嫌いだったようですが、その嫌いなショパンの珍しい録音。それでもこのソナタは数多いショパンのピアノ作品の中でも、構成のがっちりした古典的な大曲と言ってよいでしょう。
・浅田彰「グレン・グールドの世界」(解説部分のみ抜粋)
https://www.youtube.com/watch?v=jrba67LIMDA
※「浅田彰が語る グレングールドの世界(NHK教育TVにて1992.9.17放映)」より
・じゃあ、フーガを書きたいの?(So you want to write a fugue?)
https://www.youtube.com/watch?v=JsWEs1vDlSo
※ひとつ前に紹介した番組より
・コーダ・フォー・グレン
演奏:Alva Noto, Nilo, Christian Fennesz, Francesco Tristano, 坂本龍一
https://www.youtube.com/watch?v=S_Q7BCWGZ2o
※2018年に行われた〝Glenn Gould Gatherring〟より

【参考記事】
天才か、狂人か?グレン・グールドの人生
グレン・グールド【前編】クラシック音楽の枠を超えて人々を魅了する理由とは?
【今日の音楽♪これまでの投稿記事】
2/23 中島みゆき(シンガー&ソングライター、ラジオパーソナリティ)
3/15 ツトム・ヤマシタ(打楽器奏者、マルチアーティスト)
3/17 ナット・キング・コール(ボーカリスト、ピアニスト)
3/20 竹内まりや(シンガー&ソングライター、プロデューサー、マルチミュージシャン)
3/21 宮川泰(作曲家、編曲家、ピアニスト) バッハ(作曲家)
3/23 加藤和彦(作曲家、編曲家、歌手、楽器演奏者、プロデューサーなどマルチミュージシャン)
3/27 植木等(歌手、俳優、コメディアン等マルチタレント)
4/12 ハービー・ハンコック(ジャズピアニスト、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー)
4/18 フェデリコ・モンポウ(スペイン、カタルーニャの作曲家)
4/22 冨田勲(作曲家、編曲家、キーボード奏者、シンセサイザーマニュピレーター)
4/23 プロコフィエフ(ウクライナの作曲家、ピアニスト、指揮者)
4/27 ロストロポーヴィチ(アゼルバイジャンのチェリスト、指揮者)
4/29 デューク・エリントン(ジャズミュージシャン、作曲家、バンドリーダー)
5/13 スティービー・ワンダー(シンガー&ソングライター、音楽プロデューサー、マルチミュージシャン)
5/15 美輪明宏(歌手、俳優、声優、演出家等マルチタレント)
6/2 羽田健太郎(ピアニスト、作曲家、編曲家、マルチタレント)
6/6 高橋幸宏(シンガー&ソングライター、ドラマー、マルチタレント)
6/11 リヒャルト・シュトラウス(ドイツ後期ロマン派の作曲家)
6/13 ベニー・グッドマン(ジャズクラリネット奏者、バンドリーダー)
6/18 ポール・マッカートニー(シンガー&ソングライター、元ビートルズメンバー)
6/21 都倉俊一(作曲家、シンガー&ソングライター、音楽プロデューサー)
6/27 レイモン・ルフェーブル(作曲家、編曲家、指揮者、ピアニスト)
7/6 キャシー・バーベリアン(ヴォイスパフォーマー、作曲家)
7/7 ウラディーミル・アシュケナージ(ピアニスト、指揮者)
7/9 細野晴臣(シンガー&ソングライター、ベーシスト、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー)
7/13 中山千夏(女優、歌手、声優、司会者、文筆家等マルチタレント)
7/17 青島幸男(作家、作詞家、俳優、声優、映画監督、政治家等マルチタレント)
7/18 浜田麻里(シンガー&ソングライター、ロックミュージシャン)
7/19 近藤真彦(俳優、歌手、タレント、元レーシングドライバー、レーシングチーム監督、企業経営者等)
7/20 ナム・ジュン・パイク(現代美術家、コンテンポラリー・ビデオアーティスト)
7/21 アイザック・スターン(ウクライナ出身のヴァイオリニスト)
7/28 大瀧詠一(シンガー&ソングライターほかマルチミュージシャン)
8/4 ルイ・アームストロング(ジャズトランペッター、歌手、作曲家)
8/10 ピアニスターHIROSHI(ピアニスト、作曲家、編曲家)
8/15 オスカー・ピーターソン(ジャズピアニスト、作曲家)
8/21 カウント・ベイシー(ジャズピアニスト、バンドリーダー)
8/24 円広志(シンガー&ソングライター、俳優、作曲家等マルチタレント)
8/25 レナード・バーンスタイン(作曲家、指揮者、ピアニスト、著述家、教育家、TV番組の司会者などマルチミュージシャン)
8/26 ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮者、ピアニスト)
8/29 マイケル・ジャクソン(シンガー&ソングライター、ダンサー)
8/30 井上陽水(シンガー&ソングライター、作曲家、作詞家、音楽プロデューサー)
9/7 山本コータロー(シンガー&ソングライター、タレント、環境学者、大学教授)
9/12 あがた森魚(シンガー&ソングライター、俳優、映画監督、エッセイスト)
9/23 ジョン・コルトレーン(ジャズミュージシャン、サックス奏者)
9/28 マイルス・デイヴィス(ジャズトランペッター、作曲家、編曲家)
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