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ネット上(blogやSNSなど)で文章を書く心得

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ネット上(blogやSNSなど)で文章を書く心得

ネット上(blogやSNSなど)で文章を書く心得

2022/08/27

土曜はらくだメソッドや寺子屋塾生関連の記事を

投稿しています。

 

7月の終わり頃に書いた記事

井上さんが文章を書くときに気をつけていることは?

を読んだ塾生のひとりから、

 

あの記事に書かれていた5つのポイントは

文章を書くときの一般的な注意事項ですよね。

blogとかSNSなどネット上に書くときには、

どういうことに気をつけていますか?

 

と問われました。

 

それで、今日はそのときに話したことを

整理して書いておこうとおもいます。

 

この前の記事に書いた文章を書くときの

ポイント5つを再度書いておきます。

1.テーマを意識して書く

2.リアルな読者を想定して書く

3.抽象的表現は避け具体的に書く

4.読む人が興味が持てるように書く

5.何を伝えたいかを意識して書く

 

まず、前提として言えることは、

上手く書けるように頑張ろうとするよりも、

自分が自ずと上手く書けるようになってしまう

しくみをづくりを工夫すること

得策だということです。

 

わたしの場合でいえば、7年間にわたって

〝らくだ考現学〟ネットワークで、

公開を前提に毎日文章を書き続けたことや、

100〜150名ほどの人たちに向けて

月刊通信を紙媒体で出し続けたことというのが

そのしくみづくりにあたるわけです。

 

とにかく、毎日、手を動かし続けることがポイント。

 

らくだメソッドの平井雷太さんは、

それまで気分で書いていたのを改め、

1992年1月2日から「毎日書く」と

決められたんですが、最初は単語1つだったのが、

次第に増えて行って文章になり、

多いときには1日に1万字も書くように

なっていったという話が

講演録「教えない教育・治さない医療」にあるので

こちらの記事を読んでみてください。

 

たとえば、わたしもつぶやき考現学のような

言葉を短く切り詰めた詞のような形式の文は

寺子屋塾を始める前まで

ほとんど書いたことがなかったんです。

 

でも、月刊ニュースの表紙に

毎号載せると決めてしまえば、否が応でも

月に最低1つは書かざるを得なくなるんですね。

 

何とか月に1つが書けるようになったら、

今度は週に1つ書いてみることに

チャレンジしてみればいいだろうし、

週に1つもクリアできたら今度は1日1つに

・・・という具合に順を追ってやればいいんです。

 

それから、自分の書きたいことを

書きたいようにただ書いているだけでは、

それをどれだけ続けてみたところで、

書き方自体があまり変わって行かないだろうし

文章力の向上はあまり望めないでしょう。

 

だから、続けるしくみづくりのうちでも、

まわりの人とのつながりのなかで、

自分の書いた文章がどのように受け止められたか

言いたいコトを相互にやりとり確認しながら

書き続けるように心がけることがとりわけ重要です。

 

わたしの場合、月刊通信には毎号アンケートを同封し

皆さんからフィードバックを頂くよう

つねに心がけていましたし、

また、考現学ネットワークの中では、

〝赤入れ〟と呼んでいたんですが、

読んだ文に対しての意見や疑問点、感想などを

遠慮なく伝え合う関係づくりを大切にしてました。

 

とりわけ、平井さんから頂いたアドバイスのうちで、

今でも本当にヨカッタとおもっていることが

ひとつあるんですが、それは、

自分の意見や感情を中心に文章を書いていると、

読んだ人に、独りよがりな姿勢というか、

自分に酔っているような雰囲気が

伝わってしまいやすいから、

客観的に事実を記述するように書くようにすると

よいということでした。

 

こちらの記事で名言を紹介した米光一成さんも、

「何を書くかを考えるときは、自分愛あっていいけど、
書く時はどこまで自分愛を捨てられるかが大事」
って

言われてましたね。

 

文章を書いていると、どうしても

自分の意見や感情を入れたくなってしまうものですが、

結局、読む人から見た時にそれは、

ウルサく感じる人が少なくないんですよ。


だから、意見や感情はなるべく抑えめにして

努めて事実を中心に書くようにしていると、

結果的に書いた人の意見や感情が

その事実に自然に乗っかっていって、

読む人にとってちょうどいいバランスになるわけです。

 

また、起業のポイントその1の記事

月刊通信の有料購読者が150名いて下さったことを

書いたんですが、同じ通信物を150部印刷して

150人に読んでもらうと、

150通りの多様な受け取られ方があるわけで、

それを、情報を発信する側のわたしが

コントロールしようにもできないわけですから。

 

つまり、そうしたフィードバックは

一つひとつを真摯に受けとめつつも、

それらはすべて個別の意見であって、

そのうちのいずれかひとつだけが

正解ということもありませんから、

一つひとつに振り回されない姿勢も重要かと。

 

言葉というのは、もともと定義があいまいで、

人によって解釈が異なるものですから、

こういうことを書いたときには、

読んだ人にこんな風に伝わるんじゃないかと

自分の想像力を膨らませていくことぐらいしか

対処する術はないので、

自分が伝えたいことと、相手に伝わることとは

そもそもズレるのが当たり前である

弁えておく必要があるでしょう。

 

あと、blogとSNSでは、

書くときのスタンスが変わってきますね。

 

blogの場合は、外への発信のみならず、

時間が経過してから自分でも読み返せるように

記事をストックしていくのにも適していますが、

SNSは即時性や流動性が高いので、

情報をストックしたり時を遡ってアクセスしたりする

用途にはあまり向いていません。

 

twitterは匿名性が高いぶん、

書きたいことを書きたいように書けるので、

暴言の飛び交う無法地帯にもなりやすいんですが、

140文字以内という制約を上手く使えば、

文章の集約度や表現の密度を

高めていく鍛錬の場にすることはできるでしょう。

Facebookの場合はtwitterとはまた違って

実名のコミュニティですから、

ポジティブな出来事は誇張されても

ネガティブな出来事はおのずと表現が

セーブされたものになりがちで、

そんななかで、いいねをたくさんもらったり、

肯定的なコメントが付いたりしても、

前提として読まれる対象者が非常に限られているので

それがそのまま広く一般的な意見や評価とは

限らないことを弁え

念頭に置いておく必要がありますね。

 

わたしの場合Facebookを10年続けてきましたが、

読んで下さる方を意識しつつも、

原則、テーマを決めて毎日〝し続ける〟

自分自身のための鍛錬の場として活用してきました。

 

今のわたしに話せることは

だいたいこんなところでしょうか。

 

 

◎ネット上に文章を書くときの心得のまとめ


1.毎日続けて書く(とにかく手を動かす)
  →洗顔、歯みがきと同じレベルまで習慣化
  →最初からイイ記事など書けるはずがないので
   まず質を問わずに書き続けること
  (平井さんは単語1個から書き始めた)

 

2.事実と意見を区別して書く
  →客観と主観のバランスを意識(8:2ぐらい)
   事実をそのまま記述した方が伝わりやすい
  →意見や感想、感情が多い文章はウルサイ

   結果として読む人に、独りよがりな姿勢や

   自分に酔ってる雰囲気が伝わってしまう。

 

3.読者を具体的に想定して書く
  →具体的に誰かに向けて書かないと、

   誰にも伝わらないものになりかねない
  →まず特定の誰かを意識しながら書いてみて、
   次にそれ以外の人にも伝わることを意識して

   表現を書き換えてみるステップを踏む

 

4.他の人の文章を読んで自分との違いについて考える

  →とにかく手当たり次第にいろいろ読んでみる
  →優劣に置き換えずに表現の特徴を比較する

 

5.いろんな人に読んでもらってコメントをもらう
  →自分と似ている人から共感を貰っても仕方がない
   自分とタイプが違う人から忌憚のない意見を請う

 

6.フィードバックは真摯に受けとめ振り回されない
  →他者の視点、視座を100%受け入れてしまうと
   自分の個性、主体性が消えてしまいかねない
  →複合的な視点の獲得で、より立体的に表現でき
   より伝わりやすくなる可能性が高まる

 

7.一定のインターバルで読み返してみる
  →自分で読んでみて面白いか?
   面白くないなら何が面白くなくさせているか、

   何が足りないか、あるいは何が余分なのか

   どこをどう変えたらよいかについて考えてみる
 

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