ザ・メンタルモデルについて(その26)「動物脳と人間脳②」
2026/07/12
6/16からこの寺子屋塾ブログでは、
7/20(月・祝)に予定している
『レゾナント・コミュニケーション』読書会
の事前準備を兼ねて、
著者のおひとり、由佐美加子さんが発見された
〝ザ・メンタルモデル〟について書いています。

昨日までの投稿記事に未読分がある方は
まず次から先にどうぞ!
・ザ・メンタルモデルについて(その1)「はたあそ(第1部)」
・ザ・メンタルモデルについて(その2)「はたあそ(第2部)」
・ザ・メンタルモデルについて(その3)「TEDx Talksプレゼン動画」
・ザ・メンタルモデルについて(その4)ドラマ『逃げ恥』の登場人物はどれ?①
・ザ・メンタルモデルについて(その5)ドラマ『逃げ恥』の登場人物はどれ?②
・ザ・メンタルモデルについて(その6)ドラマ『逃げ恥』の登場人物はどれ?③
・ザ・メンタルモデルについて(その7)『学習する組織』と『U理論』
・ザ・メンタルモデルについて(その8)「〝痛み〟とどう向き合うか」
・ザ・メンタルモデルについて(その9)「〝源(みなもと)〟とは何か?①」
・ザ・メンタルモデルについて(その10)「〝源(みなもと)〟とは何か?②」
・ザ・メンタルモデルについて(その11)「〝源(みなもと)〟とは何か?③」
・ザ・メンタルモデルについて(その12)「〝源(みなもと)〟とは何か?④」
・ザ・メンタルモデルについて(その13)「〝源(みなもと)〟とは何か?⑤」
・ザ・メンタルモデルについて(その14)「吉本隆明『共同幻想論』に重ね合わせてみて」
・ザ・メンタルモデルについて(その15)「自分の内面を観ることと〝経営〟のつながり①」
・ザ・メンタルモデルについて(その16)「自分の内面を観ることと〝経営〟のつながり②」
・ザ・メンタルモデルについて(その17)「自分の内面を観ることと〝経営〟のつながり③」
・ザ・メンタルモデルについて(その18)「自分の内面を観ることと〝経営〟のつながり④」
・ザ・メンタルモデルについて(その19)「ライフタペストリーとプロセスデザイン」
・ザ・メンタルモデルについて(その20)「ライフタペストリーと親鸞上人」
・ザ・メンタルモデルについて(その21)「価値なしモデルと愛なしモデル」
・ザ・メンタルモデルについて(その22)「欠陥欠損モデルとひとりぼっちモデル」
・ザ・メンタルモデルについて(その23)「実存的変容とのつながり①」
・ザ・メンタルモデルについて(その24)「実存的変容とのつながり②」
・ザ・メンタルモデルについて(その25)「実存的変容とのつながり③」
・ザ・メンタルモデルについて(その26)「動物脳と人間脳①」
この連載記事も回を重ね27回めとなりました。
昨日から「動物脳と人間脳」という
大きなテーマについて書いています。
その前の3回は、
天外伺郎さんが言われる「実存的変容」について
書いてきたんですが、
この「実存的変容」というのは、
煎じ詰めてひとことで言うなら
〝「分離」から「統合」へ〟ということでした。
この〝「分離」から「統合」へ〟というテーマは、
寺子屋塾の学習においても
重要課題として認識しているもののひとつですが、
そもそもなぜこの「分離」を
産み出してしまうのか?
という問いが結構重要なんですね。
当塾における学習プログラムとして
日常基本においているのは、
算数・数学のプリントを
だれにも強制されない環境のなかで、
1日1枚やることを原則として、
自分で決めて自分でやることに
チャレンジするというプログラムです。
誰にとっても1日は24時間平等に与えられており、
自分の意志で自由になる時間は、
5〜6時間ありますから、
だいたい30分以内で終わるプリント1枚が
やれない理由はありません。
したがって、そこにどのようにアプローチしていくか、
そのプロセスでどんな〝問い〟が浮かぶかで、
その人の行動の起点がどこにあるのか、
また、内面がいまどのような状態にあるのかが
浮き彫りになってきます。
昨日紹介した前野隆司さんの番組に
由佐美加子さんがゲスト出演されている動画で
文字起こしした部分に、
核心といえることが集約されているので、
この言葉にピンと来ない方は、
もう一度読み直すか、
ビデオを聴き直してみてください。
ポイントとおもわれる箇所を列記するなら
・人や組織の領域で「問題」の解決に取り組んでも
ハウツーだけではどうしようもないレベルがある
・人間の内側の世界が外側を作っているしくみを
可視化する方法を探究することで
見えてきた構造をメンタルモデルと呼んでいる
・どうしたら人間はいのちにかなっている状態で
生きられるのか
・メンタルモデルでは、「痛み」という、
生存的に一番避けたい衝動が起こる構造を扱う
・その人の生存本能がどう駆動しているのか、
そのメカニズムを可視化している
・そもそも生存本能は暴かれないように、うまく
生き延びようとしているので、それを
可視化しようとすると強烈な抵抗が起こる
・どの部分がその人の生存本能で、
どれがその人自身なのかという区別が大事
・生存本能については「正当化」と「幼児性」という
2つがどう働いているか分かることが重要
昨日から書いている「動物脳と人間脳」という
テーマに引き寄せて表現するとしたら、
その人の生存本能を司る「動物脳」と
その人自身を司る「人間脳」の区別が大事
となります。
本日投稿するこの記事では、冒頭記した
そもそもなぜこの「分離」を産み出してしまうのか?
という問いに戻って考察したいのですが、
寺子屋塾の旧ブログ「往来物手習い」に
松岡正剛さんの講義録を収めた『編集革命』から
人間の脳の進化について触れている箇所を
7回にわたって引用し紹介したことがありました。
たぶん殆どの方が読まれたことがないような
話が書いてありますので、
ご覧になってみてください。

この続きはまた明日に!(^^)/
